スノーデン

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劇場公開日:

スノーデン

解説

ハリウッドを代表する社会派監督オリバー・ストーンが、アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた元CIA職員エドワード・スノーデンの実話を、ジョセフ・ゴードン=レビット主演で映画化。2013年6月、イギリスのガーディアン誌が報じたスクープにより、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的監視プログラムの存在が発覚する。ガーディアン誌にその情報を提供したのは、アメリカ国家安全保障局NSAの職員である29歳の青年エドワード・スノーデンだった。国を愛する平凡な若者だったスノーデンが、なぜ輝かしいキャリアと幸せな人生を捨ててまで、世界最強の情報機関に反旗を翻すまでに至ったのか。テロリストのみならず全世界の個人情報が監視されている事実に危機感を募らせていく過程を、パートナーとしてスノーデンを支え続けたリンゼイ・ミルズとの関係も交えながら描き出す。

2016年製作/135分/PG12/アメリカ・ドイツ・フランス合作
原題:Snowden
配給:ショウゲート
劇場公開日:2017年1月27日

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映画レビュー

4.0バランスのいいオリバー・ストーン

2017年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

知的

人としての評判は芳しくないが、社会派としての当事者意識は素晴らしいオリバー・ストーンがスノーデン事件を映画化。元CIA職員が、映画顔負けのネット監視の実態と人権侵害を暴露した一件だけに、いかにもストーンが目をつけそうな素材といえる。

が、意外にもストーンは、あの脂ぎった顔で絶叫するのでなく、あくまでもスノーデンという人物の波瀾万丈なドラマにメッセージを託している。

結果、本作は青春ドラマであり、ポリティカルスリラーであり、ラブストーリーでもある。要するにちゃんと面白いエンタメなのである。アメリカ当局がやっていた監視体勢があまりにもSFっぽくてついフィクションのように思ってしまう危険さえ注意しておけば、知るべき事柄をエキサイティングなストーリーに乗せて教えてくれるとってもバランスのいい作品である。

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村山章

3.5白雪姫の毒リンゴ

2024年3月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 何も知らないほうが、安全…

 今の世界を象徴するセリフのような気もしますが、自らの心の声に従った、白雪姫の毒リンゴを噛った皆様は、どうお考えですか?。

 どうも、オリバー・ストーン御大、軍政共同体が死ぬ程お嫌いのようで。戦争でカネを稼ぐ輩と、そのカネで、ロビイストにリモートされた政治家達とは、刺し違えてでも、彼らの存在を、白日の下に晒したいような…。ただそんな風変わりな御大がいなければ、このクニでの白雪姫の存在は、わずか数分のニュースのみで、終わっていたはず。エンタメ映画の興行を通じて、世界に姫を知らしめた御大の業績は、偉大かな。そう云う目線で「プラトーン」と「JFK」ご覧下さい。名作ですよ。
 姫のしたことが、本当に正しかったのか、よく分かりません。ただ、姫の告発で、多少なりとも、あのクニがよくなったと、思いたい。少なくとも、反対意見を述べると、選挙に出られない。投獄される。謎の死を遂げるクニになってほしくない。
 いま、そこにいる姫に、もう一肌脱いでもらいたいと思う私は、欲張り過ぎかな。

 案外、白雪姫の毒リンゴは、私達1人1人の、心のルービックキューブに潜んでいるのかも。墓まで持って逝くか、後世に託すか、それとも…。
 皆様は、自らの心の声に従う勇気、お持ちですか?。
 迷っている方は、取り急ぎ、この映画をどうぞ。

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機動戦士・チャングム

5.0スノーデン

2024年3月5日
iPhoneアプリから投稿

そうか、私たちは監視されてたのか〜。
「心の声に従った」良い言葉だね。
楽しめました。

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alextm

3.5国と政府

2024年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

 慎重に告発の準備をするエドワード・スノーデン。彼は愛国心からアメリカ軍に入隊するも、けがで除隊。その後、国家安全保障局(NSA)やCIAに採用される。コンピュータセキュリティの技量を生かし、テロリストの監視をする任務だった。しかしアメリカ政府によるその対象は、世界中の一般人にも及んでいたことを知り。2004年から2013年までの彼を描く。
 国と政府は違うという意識に、映画「JFK」を思い出しました。こういう映画を作るアメリカに感心します。
 攻殻機動隊が好きで、カタコトで日本語も話すそう。現在ロシアに滞在し、今後どうするのか。

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sironabe
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