テラフォーマーズのレビュー・感想・評価
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ミニレビュー
55点(100点満点中)
昆虫になって戦隊ものを楽しむ役者たちは見てて楽しい。小池栄子が特にすばらしい。ゴキブリたちも気味悪いし、最後までゴキブリの戦いにしてたのは良かった。だけど、なんでこうもテンポ悪いんだろうか。どちらにしてもC級映画には変わらない実写なんだからテンポ良ければもうちょっと楽しめたろうに・・・堂々とこういう作品を撮る三池監督は凄いが、もうちょっとハジケても良かった気がする。まあ原作もそんなに良いとは思ってないけど、こんなテンポでやるのはちょっとないな・・・続編はムリだな・・・
大人の鑑賞には耐えない
これまたコミックの実写映画化である。コミックは未読である。アイデアは面白いと思うが,実写映画化は進撃の巨人より酷い出来であったと思う。
CG が大半で,その出来はハリウッドものに比肩しうるものだと思うが,実写部分のスタジオ撮影の部分が目を覆いたくなるほど酷かった。500 年ほど未来の話なのだが,最初に出て来たパトカーを見た瞬間,地雷を踏んだことを確信してしまった。結局,その確信が揺らぐことはなかった。簡単に言えば,少し金をかけて CG を丁寧に作った虫レンジャーとでも言えばいいのか,あるいは昆虫版の「魁!男塾」とでも言えばいいだろうか。とにかく,大の大人の鑑賞に堪えるものではなかった。誰が監督したのかと思えば,またしても三池崇史であった。この監督の作品で面白いと思ったことがないので,そのサンプルがまた増えただけであった。
脚本がまず酷い。夥しくいる原作のキャラの中から厳選したにしては,ショボ過ぎるメンバーである。中には変身シーンさえ見せずに死亡するキャラなどがいたのには,脱力感しかなかった。また,火星に到着してクルーが外に出る前に敵の正体を教えないというのは,一体どういう趣向なのだろうか?全く理屈が通らないと思った。それに,火星上を移動するだけであんなにダメージを受けてしまうようでは,ハナっからこんな計画は無理だったのではという感じがした。ハッキリ言って,この映画の脚本は,昭和 50 年代のテレビのヒーローものより出来が悪いと思った。
役者はピンキリであったが,ジャニの山下や元 AKB の篠田が出演していたり,クレジットの留め(最後に名前が出て来る俳優)が小栗旬というのを見ても俳優陣に実力が足りないことは明白であった。菊地凛子までが出ていたが,出るべき映画を間違えていたとしか思えない。音楽は長年三池監督作には定番の遠藤浩二であったが,特に耳に残るような曲はなかった。
演出は,良くこれで OK 出したものだというシーンの連続で,よほど時間や予算が限られていたのか,目を覆いたくなるほどであった。こういう仕事ばかりしていると,監督としての評価が落ちるだけではないのかと,他人事ながら心配になるほどであった。繰り返しになるが,大の大人が見に行くべき映画ではない。アイアムアヒーローの監督がこの人でなくて良かったと思うばかりである。
(映像3+脚本1+役者3+音楽2+演出1)×4= 40 点。
苦虫噛み潰したような表情にされる映画
酷評なので、読みたくない方は読み飛ばしてくださいな。
たいてい原作未読の場合が多い自分なのだが、今回は
珍しく原作マンガの3,4巻までは読んだことがあった。
まあそんな『話の流れは知っとるよ』くらいの人間のレビュー。
……ああ、その前に皆さん、
『進撃の巨人』実写版にはどんなスコアをつけただろうか?
原作への思い入れが無く、ネット上での“場外乱闘”にも
興味の無かった自分は、あの映画はあそこまで悪し様に
言われる出来ではなかったと思っている(3.0判定を付けた)。
人物描写やツメの甘い設定やシナリオ(特に後編)は
そりゃ酷いものだったが、それでもあの映画には
映画でしか表現不可能な映像的興奮があった。
これまでの邦画を凌駕するものを作ってやる!
という作り手の気概もひしひしと伝わってきたし、
実際それに成功しているシーンも間違いなくあった。
ここまで書いたら、
このレビューがどう続くかはなんとなく予想できるだろう。
果たしてこの実写版『テラフォーマーズ』は、
観客の度肝を抜いてやろうという作り手の気概が
伝わってくるようなエンタメ映画であったか否か?
僕の答えは、否、ノー、ノン、ナイン、ニェット。
100%ナシだ。
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世界中から集められた精鋭たちが主人公という原作設定を
日本人キャストで成立させるための設定改変はまだ納得。
次々に登場する昆虫の能力には物珍しいものも多く、
図鑑を眺める小学生のようなワクワクを感じることはできる。
CGで描かれた火星ゴキブリ軍団も、CG感はアリアリだが、
人と一緒に映ってまるきり実在感がないほどには酷くない。
宇宙船に張り付く火星ゴキブリ軍団とかもまだ我慢する。
ゴキブリの生態や生息分布がさっぱりわからなくなる
ゴキブリウェーブもまだ我慢する。CGに関して
ハリウッド映画とかに勝てる訳ないし。
徐々に明かされていく陰謀も、ステレオタイプだが飽きはしない。
(原作の細かい内容を忘れてたのもかえって良かったかも)
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しかしながらこの映画最大のメインは
『火星ゴキブリと昆虫の能力を移植された人間のバトル』。
でもって、本作が見せるのは……
役者陣のアクションスキルが低いのか、活かす気がないのか、
スローだらけで、細切れで、寄りの画ばかりの鈍重アクション。
その鈍重さを更に増強し、失笑をも付加するコスプレメイク。
この作品の直前に鑑賞したのが『シビル・ウォー
キャプテン・アメリカ』という最高位のアクション映画
だったのも不味かったのかもだが、さらに前週観た
邦画『アイ アム ア ヒーロー』のアクションが、
世界と余裕で戦える出来だった点はもっと不味かった。
『GANTZ』『るろうに剣心』『アイ アム ア ヒーロー』etc……
VFXアクションの進化も著しい今の日本で、
まだこんなレベルのアクションを全国規模で
上映される大作映画でやってんの?と。
ハナから期待してない監督ならまだしも、三池監督は
『クローズZERO』や『十三人の刺客』で良い
アクションを撮っている。それに比べて本作の
これは何だ? よほどやる気が無かったのか?
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次。演技とかテンポとか。
原作では恐ろしさ十分だった火星ゴキブリとの
ファーストコンタクトが、全然怖くない。
なにより主人公よ。あれが今まで命懸けで
守ってきた恋人の首の骨を折られた男の怒り方かね。
こっちが「ナニヤッテンダテメー」って言いたいよ。
他のキャラも、人気も実力もあるキャストをこれだけ
揃えてるのに、まるで演技に熱が感じられない。
昔のゴキジェットCMのロボコップの方が、
まだ熱い演技してたと思うよ。
で、登場時あれだけ素早かったのに、
以降はゾンビのようにゆっくり迫るゴキブリ軍団。
それ以上にゆっくりのんびり会話を続ける主人公たち。
会話が終わるのをゆっくりのんびりじっくり待つゴキブリ軍団。
なんだろ、この映画、ほぼ全シーンが間延びして感じる。
そこを削るだけでも宣伝文句の〝衝撃の109分間”(笑)を
10~20%くらい短くできたんじゃないかしら。
最後に色々。
SF的な描写の既視感。特に序盤の25世紀の日本の風景。
『ブレードランナー』('82)の世界観に影響を受けた映画なら
幾らでもあるが、パロディどころかパクリと呼べるほど
独自性の無い本作の未来風景にはイラッときた。あと
小栗旬も多分『フィフス・エレメント』のゲイリー・おーるd
まあいいや。小栗旬の役のファッションセンス
以上に心配なのは作り手のユーモアセンスだし。
アース製薬のネタとか、滝藤賢一と女性陣2人の
やりとりとか、ヤクザ2人組とか、面白いのアレ?
あと、大量の敵がぶつかってくるのを防御するのに、光学迷彩の虫なんて役に立つん? あれもギャグ?
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以上。
文句言い過ぎたかね。まだ言い足りない気もするけど。
これだけ豪華な役者陣を揃えておきながら、割と悲惨な出来。
シナリオが必要以上に面倒臭くないのがまだ
救いだし、そんなに眠くもならなかったが……
……これ、もう海外でも上映されたんだよね?
なんというかこう……恥ずかしい。
不満タラタラの2.0判定で。
<2016.04.29鑑賞>
そこまで悪くはないですが・・・
またもや原作マンガのアニメ化を経ての実写化で、酷評の嵐ですね。実際、漫画やアニメのイメージとはかなり違っていて、違和感を覚えるのも無理はありません。自分も、日本人のみで編成されたクルーには、スケールの小ささを感じてげんなりでした。おかげでB級臭が漂い,せっかくの原作がもったいなく感じます。もし続編をつくるなら,そこだけはなんとかしてほしいです。
でも、テラフォーマーズや変身・バトルシーンのCGはなかなか見応えがあってよかったと思います。手術ベースとなった昆虫についても、池田秀一さんの解説でとてもわかりやすかったです。
あと,予告編や宣伝がダメすぎだったことも,酷評の原因の一つかなと思います。
ゴキブリの進化てすか
変身戦隊モノとしてアクションを楽しむ感じですね。
設定がだいぶ残念でした。
人間みたいに進化したゴキブリがテラフォーマーで、知能がある個体があったり道具を使えたりするわりには生態や食料などまったく出てこないのでリアリティがない。
たった15人でテラフォーマーを倒しに行くのもあれだけ大群で生息してると明らかに力不足である。
戦闘シーンは変身して強くなりそれぞれ異なる能力があるので個々の活躍には期待させてくれるが、まったく連携できていないので結局すぐに負けてしまう。
全然ヒーローになれていない。
続編に期待したい。
これが、現在の日本映画
あまり酷評ばかりだと、今後アクションSFなんて日本じゃ作らなくなるかもしれないとは思うけど、よくこれをシビルウォーの同日に公開したもんだな。
90年代ならまだ少しは楽しめたかもしれないが、これは今の日本映画の限界を世界にさらしたようなもんだ。未だにブレランをパクるなんて…
そもそもこの企画を通したのがどうかしてる。安い恋愛映画ばかりなのもどうかと思うが、ちゃんと予算と技術にあった映画を作ってくれ。
YAMATOで懲りなかったのか。
グェーーーーーー!!!
邦画の悪癖満載!動機の薄い慟哭!雄叫び!必要かと疑問に思う微妙に長い尺!キャラの使い捨て!原作クラッシュとしょぼいCGは、まあ、いいとして。
原作の再現がどうだとかリスペクトがどうだとかどうでもよくて、ただ単につまらない。テンポが悪い。ためが長すぎる。面白かったのは本多博士の怪演と昆虫大図鑑ナレーションのみ。いや、この2つだけは本当に面白かった。これがなければ☆0.5まであった。
頭にダメなところを列挙したものの、邦画のダメな「映画的演出」が本当に鼻につく。動機付けが薄くてなぜ怒るのか叫ぶのか感情移入しづらい。結局山Pはなぜ注射を繰り返したのか?ほぉーんって感じで無駄死ににしか見えない。睨み合って絵を引いて5秒ほど硬直させるのに何か意味ある?ただでさえテンポ悪いのに、イライラが強まる。キャラの使い捨てはある意味原作通りだけど、ゴキ津波突破で紹介した挙句3人を使い捨てる必要あった?オチがないとご都合主義的死亡にしか思えない。原作クラッシュは別にいいんだけど、原作を読まないと意味が分からない(感情移入できない)ようなシーンを入れるならちゃんと原作再現すればいいのに。シーンを取捨選択してさあ。CGには最初から期待してない。
もっと踏み込んでいうと、アクションがしょぼい。変態がダサい。なんだよ、山Pのあの髪型。なんだあれ!と指差した方向を皆が見てから靄が晴れたりことが起こったりするリアリティのなさ。画面外の出来事が完全に静止しているなど。これらが映画のクオリティを格段に下げている。これでテンポと勢いが良ければ好きになれたのになあ……。
一番ひどいのはアキちゃん復活?シーン。
ラハブ関連かな?いや、羽の模様は蛾っぽいけど、まさかな……。頼むからやめてくれよ……。「奈々緒…!」ああああああああああああああ!「まさか粉じん爆発!?」えええええええええええええ?「奈々緒ォォォォ!」あっ羽根生えるんですね。「じょうじ」お前が火をつけるんかい!自爆じゃないじゃん!……鱗粉ってすごーい。
見てる間本当につらかった。最後列に陣取ってツイッターでもやりながら鑑賞したかった。でも、本多博士と昆虫図鑑はよかった。エメラルドゴキブリバチの人がゴキブリの中から出てくるシーンもとてもよかった。このくらいかな、良かったのは。
1号を呼んで。
昆虫型ヒーロー!っていえば先日1号を観てきたあのライダーだけど
(私世代は特に~)今作のメイン昆虫ってあの(まぁ昆虫には違いないが)
私が大っきらいなGじゃないのよ!?あ~気持ち悪い、どうしよう…と
二の足を踏んだものの、観てみたら「は?」ってほど筋肉人間。幾ら進化
したってあそこまでいかないだろうがと思ったらやっぱり!な種明かし。
まさかのヒロイン(というか主役級)がアッサリ亡くなる前半や、各々の
戦いぶりや化けっぷりなどは楽しめるんだけど(海猿俳優は次回は宇宙へ
行くだろうと予想したらホントにそうなったし^^;)安っぽさは蔓延肥大。
単なる筋肉バトルを延々観せられているようで段々飽きてくる。説明調
の昆虫図鑑など「へぇ~」と思わせるアニメのパクリみたいなのもやって
るけど、面白さは特撮方面で出して欲しかった。笑えるけど怖くはない。
(私は殺しても死なないわよ~♪っていってたアノ人、どうしてるかな?)
好き嫌いあるかな・・・
私は観れたけど面白い、つまらんの意見に別れそう(*_*;
私は原作知らず軽い気持ちで…
役者さんも好きな方たくさん出てたので楽しめた♪
舞台挨拶ライブビューイングがめっちゃ面白かった(≧ω≦)
後、主題歌が三代目でよかった♡
リアリティはなかなか
原作は読んでいませんが、テレビアニメは見ていました。ストーリーは、原作のテイストを守っています。
メカ設定をよりリアルに登場人物の背景も丁度良く観ていて飽きませんでした。ただ、戦闘シーンはもっと有っても良かったかなと感じます。山Pはチョット可哀想です。リアルなストーリーならしょうがないか。
続編
作ります。作りたいです感満載の終わり方でしたね。
原作を少し読んでから見たのですが、ゴキブリの感じはすごいリアルですね。ただ、登場人物が全員日本人の違和感と、ストーリーの終わり方が何とも言えない残念さでした。
映画独自のストーリーで全く違う世界観を作っても面白かったんじゃ無いかと思います。
キャストは豪華なので、なんか残念です。
昆虫人間vs人間ゴキブリ作
害虫駆除の命を受けた15人が火星に降り立つも超進化したゴキブリ“テラフォーマー”に殺害される秋田ら船員達(テラフォーマー津波は今作で唯一の嫌悪感)
昆虫のDNAが移植されていて戦闘のために送られたことを知る(ナレーションによる能力の説明は悪くない、能力使用で何故か髪型まで変わる)
博士から極秘に卵回収の別命を受けていた蛭間と森木が裏切り脱出を試みるも孵化した強化版テラフォーマーに妨害される
能力を使いすぎほぼバッタと化してしまう武藤(最大の見せ場の昆虫人間アクションが今一つ熱くない)
カイコガ秋田の鱗粉でテラフォーマーを巻き込み大爆発、小町と蛭間の二人が脱出する(死亡したのに能力使えるここの説明は?)
次々と首が飛ぶグロテスクな描写は○、全体的にチープなのは仕方がないとしても最重要としてテラフォーマーの外見にゴキブリらしさ(嫌悪感)が欲しかった
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