劇場公開日 2015年4月17日

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「笑っちゃうぐらいのカーアクションに大興奮&思わず涙でした・・・」ワイルド・スピード SKY MISSION スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5笑っちゃうぐらいのカーアクションに大興奮&思わず涙でした・・・

2017年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

興奮

ビン・ディーゼルが復帰した4作目以降、毎度これが最高傑作と思えるほどパワーアップした内容で見る者を楽しませてくれましたが、今回もまたやってくれましたね、今回こそシリーズ最高傑作と言っても過言ではないぐらい、思いっ切り興奮させてもらいましたし、最後は感動で思わず涙でした。
このシリーズで興奮することはあっても、まさかここまで泣けるとは予想外、ブライアン役のポール・ウォーカー急逝と言う事実だけでも当時相当な衝撃でしたけど、彼を最大限リスペクトした演出の数々にはとにかくシリーズ愛が詰まっていましたね、そして素晴らしいラストでした。
思えばドムとブライアンの併走から始まったシリーズでしたよね~、しみじみ・・・。

ビン・ディーゼルの離脱で一時はシリーズも消滅の危機に晒されましたが、そんな中でも地味にシリーズを支えてきたのはポールでしたもんね、最高の余韻に浸れるラストの演出だけでもシリーズファンなら見て損は無しの一本だったのではないでしょうか。
更には無くてもいい扱いだった3がこれでちゃんとシリーズに加われたと言う意味でも、重要な役割を果たした作品だったと言えましょうか。
家族を大事にするシリーズだけに、出来の悪い兄弟(作品)も見捨てず温かく迎え入れた、そんな風にも見て取れて、妙に味わい深さも感じてしまった作品でしたよ。

しかしカーアクションでこれ以上やることあるのかと思えるぐらい、やり尽くしてきたシリーズでしたけど、まだあったんですね、空中に拘ったカーアクションはもはや笑いが出てしまうぐらい、ありえなさすぎて大興奮でした。
普通壊れるとか普通死ぬとか、そう言った突っ込みどころは過去作でもう常識化してしまっていましたので、もうこれこれで有りでしょう、車は空を飛べるのです(笑)
アブダビでのアレは最高すぎてもうお腹一杯、胸やけしそうです。

そんなカーアクションだけでなく、生身のアクションもパワーアップ、敵役にジェイソン・ステイサム起用でハゲ率もアップ(ビン・ディーゼルにドウェイン・ジョンソンに筋肉自慢は何故かハゲ)、でも皆ハゲてもカッコいいねぇ、笑っちゃうぐらいの肉弾戦も(最後はヤンキー映画のノリ!)、彼らならホントただただカッコいい。
ポール・ウォーカーVSトニー・ジャーやミシェル・ロドリゲスVSロンダ・ラウジーも見応え十分、でもちゃんと車に拘ったアクションをメインにしてくれるのが、このシリーズの好きなところだったりもします。
天才ハッカーの美女ラムジー役のナタリー・エマニュエルも、ホント美しくて目の保養になりました。
まあまだまだシリーズは続くようですが、ポールの姿はこれが見納め・・・若かりし頃の姿が懐かしかったですね、いい余韻に浸れるラストがとにかく秀逸なシリーズ7作目でした。

スペランカー