劇場公開日 2015年7月25日

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野火のレビュー・感想・評価

全142件中、41~60件目を表示

3.0タイトルなし

2019年1月12日
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重い作品です。

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oracion

3.5これが戦争。

2018年8月15日
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何と戦っているのかもわからない、どこに向かっているのかも分からない。
それでも生きて日本に帰るというそれだけを頼りに、密林を彷徨い、追い詰められ、最後の最後は自分の倫理感との戦い…

この映画をグロいとかストーリーが無いとか、そんな言葉だけで終わらせてはいけない。
たぶん、そう思わせるのが監督の意図したところなのでは?
戦争はグロいしストーリーなんか無いのだ。
生きるか死ぬか、それしか無いからそれだけなのだ。この映画はそれで良いと思う。

最近の戦争映画モノは、変に綺麗て変なメロドラマやお涙頂戴や戦闘賛美ばかりでもう沢山です。
グロくて汚くて醜くて酷くて目を背けたいものが戦争だと、この映画は教えてくれていると思います。

ロバート・キャパも、「自分は戦闘を撮るbattleフォトグラファーでは無い、戦争そのものを撮るwarフォトグラファーだ。」というような言葉を残していますが、それに通じるものがあるように感じました。

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hanako

3.0人間の正気と狂気

2018年8月15日
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鑑賞方法:映画館

極限状態における人間の正気と狂気を描いた作品。戦地の強烈な地獄絵図と恐怖を煽る音楽が印象的。途中で眠くなりそうな展開には少々不満が残りブレブレのカメラワークも酔いそうになったが観て損は無い。心に残る強い反戦メッセージを感じ取ることは出来なかった。
2018-156

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隣組

4.0もう観たくない

2018年8月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

8月は何かしら戦争を考えさせられる。
生きたいという希望を、殺せ、殺せ、殺せなくなったら死ねに変えられてしまう。
人間以外は、変わらない。

ほとんど戦場しかない映画は苦手なので、もう見ることは無いと思う。

ただ、こんなことをリアルに体験する、見てしまう人がいなくなる事を祈る。

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Momoko

1.0森村誠一の捏造小説と吉田清治の捏造慰安婦

2018年8月11日
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またこの手の本で実話と勘違いするバカがいる。
どうしても日本を貶めたいようだ

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keisatsu

2.5静かな展開。

2018年5月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

レイテ島でのサバイバルですが、静かな展開が続きますね。敵の攻撃を受けたりと所々戦争映画ぽくうるさくなります。グロいしエグい。
終盤、盛り上がりに欠けました。

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金のバロット

2.0この映画を低評価する理由はひとつです。 「血糊がわざとらしかった」...

2018年5月14日
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鑑賞方法:VOD

この映画を低評価する理由はひとつです。

「血糊がわざとらしかった」

ただそれだけのことでした。
「あっこれは血糊だ、作り物だ」と我に返ってしまったんですね。
続く殺戮シーン(※酷く出来が悪い)もダラダラ長くてグロ描写を全面に押しすぎです。

結局、趣味の悪いグロ映画としか認識できませんでした。
テーマやストーリーは面白いと思うんですけどね…。残念です。

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sukacinema

5.0戦争はヒトをケモノに変える

2018年3月31日
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衝撃。ただただ純粋に、戦争の無い世の中に生まれて本当に良かったと感じる。

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おヅラが斬る!

0.5塚本の自慰行為

2018年2月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

塚本が「俺のメッセージを聞け!」とスクリーンの向こうで演説ぶってる姿が見えて萎える。1959年の文芸の香り高い市川崑版とは、雲泥の差。

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映画王

3.5ふむふむ

2018年1月2日
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鑑賞方法:VOD

戦争映画といっても派手な火薬や殺し合いがあるわけではなく、退屈になって寝ちゃってしまうようなテンポとテンションで進んでいたのですが、むしろそれらが作品全体の独特な雰囲気となっていて、すぐ作品の中にのめり込んでしまい最後まで観てしまっていました。こういうパターンもまたいい映画なのでしょう〜

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ぽじのふ

3.0やりすぎてギャグになっている

2017年11月9日
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鑑賞方法:映画館

塚本晋也の作品は好きなので前々から本作を観ようと思い、ついに観た。
とはいえ今まで観たことがあるのは『鉄男』『双生児』『六月の蛇』『悪夢探偵』の4作品しかないので、本作が5作目になる。
最近では俳優として『沈黙 サイレンス』で波に打たれる苦しそうな磔姿が印象に残っている。
ただなぜ今更大岡昇平なのかは疑問が残る。
筆者はこの手の戦争の悲惨さを伝える映画は既に時代に即していないと感じている。

戦時中南方の日本兵の多くが食糧難のために餓死や病死していたのは有名な話であり、ドキュメンタリー作品である原一男監督の『ゆきゆきて、神軍』でも食人の話は出ている。
そもそも極限状態での食人は洋の東西を問わず枚挙にいとまがなく、緊急性を考慮されて裁判でもめったに裁かれない。
『野火』の作者である大岡昇平は、食料不足にあえいだ敗残兵の憂き目を身を持って知っているわけであり、刊行当時は日本全体が戦争のつらさややむにやまれない行動に及んだ兵士への同情もあった時代だと思われる。
実際原作の『野火』では主役の田村はキリスト教徒であり、その葛藤に苛まれている設定である。また刊行時は戦後6年しか経っておらず食料も日本全国に十分に行き渡っていたとは思えない。
しかし、今や東京がミシュランガイドで世界一星を獲得するぐらい飽食の時代である。
本作を観た時、現代の日本人は食人をした兵士に何を思うのだろうか?
食に何不自由のない現代の我々が彼らを人道的に責めるのはたやすい。
よく戦争の悲惨さや残虐さを後世に伝えなければいけないという人がいるが、ならば戦争の正当性や悲惨さに至る情状酌量の余地、戦地での美談もあわせて伝えるべきではないだろうか。
片方しか伝えないのは、筆者には公正とは思えない。
本作でもフィリピンの原住民が騒いだために錯乱した田村が銃で撃ち殺してしまうシーンがあるが、一方では現地の人々に規律と慈愛を持って接していた日本兵の話もある。
パラオで現地のパラオ人が日本兵とともに敵軍と戦おうとした時、日本兵が「お前ら蛮人が日本人と対等になれると思うな!」とわざと憎まれ口をきいて彼らを戦争に参加させなかった話があるなど、誇り高い日本兵は数多くいる。
しかし筆者は生まれてこの方そういう戦争時の日本兵の高潔さを謳った映画を観たためしがない。
これからは戦争時の日本兵に肯定的な映画も制作されるべきだと思う。
その意味において『野火』が刊行されて66年、この作品は既に使命を全うしているのではないだろうか。

なお前述したフィリピン人女性を殺すシーンだが、多分女性は一般人なのだろうか?キャーキャー騒ぐ声があまりにもうるさ過ぎる上に不自然過ぎてかえって笑えてしまう。
また日本兵が銃撃を浴びて死ぬシーンは塚本の過去の作品を彷彿とさせるようなおどろおどろしい残酷さに満ちている。
塚本自身は真剣なのだろうが、あまりに過激な残酷さはかえって異化効果を生み出し、こちらもなんだか笑えてしまう。
本作を出品したヴェネチア映画祭で残虐シーンはやり過ぎだと言われたらしいが、筆者も意味は違うが同感で、笑わせない程度にやり過ぎを抑えてほしかった。

主演の塚本はもちろん、安田役のリリー・フランキーも、伍長役の中村達也、永松役の森勇作など全員がそれぞれにいやらしい男でなかなか真に迫る演技を披露している。
ジャングルでの撮影も大変な苦労があっただろうと推察される。
塚本は脚本の参考にするため2005年11月にフィリピンでの日本兵の遺骨収集事業に参加したというから見上げたものである。
またその際の経験が本作に活かされているのだと言う。

塚本は、悪いのは相手で自分は正しかったと考えているうちは戦争はなくならないという旨の発言をしているが、悲しいかなこちらが戦争を望まなくても相手が仕掛けて来る場合もある。
そのようなパワーゲームの中で自国の自主独立を勝ち取るのは相当な覚悟が必要である。
だからこそ今重要なのは戦争の感傷に浸ることではなく、戦争を未然に防ぐために何が必要かを論理的に判断していくことだろう。

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曽羅密

2.5小説のグロい部分を映像化しただけ。 野火との繋がりがわからなかった...

2017年11月1日
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小説のグロい部分を映像化しただけ。
野火との繋がりがわからなかった。
人肉食べるのを強調しすぎ。

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jyojyo4649

3.0人間

2017年10月10日
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人の利己的な部分が多数垣間見れ、苦しくなった。

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satoshi

3.5監督の力でできている映画。

2017年10月1日
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悲しい

怖い

生々しい作品を作るならば専門の役者って必要ない気がしてくる。
臨場感があるぶん暗くてよくわからない。
元気な時に見ないとつらい映画。

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スベスベマンジュウガニ

3.0面白くはなかったけど見て良かった

2017年9月22日
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鑑賞方法:VOD

良いものを注入されたと思った。

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自由の座

4.5飢えの苦しさ…、生きることの辛さ。

2017年9月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

戦争が終わっているのに、飢え続ける兵士たち。

明日生きられるか、生き絶えるかを緊張状態で過ごさなくてはいけないのが怖い。

死に様もリアルであるが故、緊張状態を体感できた。

人を猿と言い、人肉までも食うようになった兵士の姿を、決して「狂っている」とは言うことは出来ない。

生きたいという思いが、兵士をここまで追い込んでしまうのだろう…。

次元を超えた映像に、食い入るように観てしまった作品。

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ガーコ

3.0本を読んでから

2017年9月4日
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本を読んでから観るながらオススメ。

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アラキ

5.0人生における戦争映画の最高傑作

2017年8月18日
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鑑賞方法:映画館

まず第一にこの映画を反日映画だと安易に批判する輩がいるがそのような内容ではない。戦争には様々な側面があり、その中の戦争の悲惨さという側面を切り取った映画である。そのため、観た後は二度と見たくないが、傑作であることは間違いない。(普通、傑作は何度も鑑賞したくなるものだが、余りの悲惨さにもう一度観る勇気がなくなる、
つまりトラウマになる)
映画全体を通して主人公の視点から描かれており、生きるか死ぬかの緊張感が張り詰めていて、何度も途中で声が出てしまいそうになった。
風景となった死体の山、一方的に殺される日本兵、小さな芋の奪い合い
挙げ句の果てに食人行為
これほどまでに悲惨な戦争があったのかと言わんばかりの飾り気の全くない「リアル」、是非一度は映画館でみていただきたい。
ちなみに監督自身は「映画は一定の思想を押しつけるものではありません。感じ方は自由です。」と発言しており、私は「兵站、補給は大切だなぁ~」そして、「このような悲惨な戦争を戦った英霊に感謝、脱帽するしかない。」と感じました。(マヌケですみません。)

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2017

4.0誰も悪くない

2017年8月15日
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鑑賞方法:映画館

2015年の初公開から2年経った2017年の終戦記念日にユーロスペースで鑑賞しました。当日は塚本晋也監督のトークショー付きで会場は満員。

公開当初より噂は散々耳にしていましたが、マッドマックス祭の最中だった私は見に行く機会を失っていました。

毎年毎年、8月15日に改めて観るべき作品だと感じました。
言葉にできないほどの凄惨な戦争体験を生々しく描いた本作。監督自ら扮する田村一等兵は弱々しく、身長も低く、まさに当時の日本兵そのままといった風貌。
数多くあるヒーロイズム的な映画にはしないとは監督の言葉で、まさに戦争の負の面だけが次々に田村を襲います。

飛行機からの掃射によって頭部が破裂した医師から始まり、
小さな小さな芋を分け合うガリガリの日本兵
ジャングルのその辺で死んだようにならんで眠る日本兵。
ウジが湧いても息はある者。
風景に溶け込む日本兵の死体。そこら中に死体が転がり、もはや当たり前となっている。
そして、人肉食問題。

監督は実際にフィリピンに行かれ、戦争体験者から言葉を聞かれたようで、映画に出てくる目を覆いたくなる悲惨な状況は当たり前だったという。
その上に立ち、人肉を食べたとか食べてないとかの議論の余地はないのだと。
人肉を食べるのは当たり前。
問題は「誰を」食べたかだと。

言葉でいくら語っても陳腐なものになってしまうので、百聞は一見に如かずだと思います。
トークの時にも監督がおっしゃられていましたが、この作品が、「はだしのゲン」のようにいい意味で子供の心にトラウマを残せればという言葉ほど、この作品の価値を言い表している言葉はないでしょう。
すでに成人し良いトラウマ経験とはいえませんでしたが、これを良いトラウマとして体験できる未来の子どもが羨ましくて仕方ありません。
その情熱が伝わったのか、映倫もPG12指定。
ぜひ子どもとみてトラウマを作ってほしい作品です。
この作品が後世まで伝わるよう応援していきます。
陳腐な言葉ですが、やっぱり戦争は良くないんだなと感じた雨降る8月15日でした。

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みうら

4.0ただただ衝撃を受けた

2017年8月13日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

見終わって明るくなったとたん感極まって涙が溢れた。悲しいとか怖いとかそんな感情ではなく、何て凄まじいのか。戦争映画はいろいろ見た方だと思うし、戦争に関しては勉強した方だと思う。それでもこの映画はあまりにも衝撃が大きすぎて自分の中で消化しきれない感じがする。
戦争の真実に迫ったものは他にもあるかもしれない。でもこの映画は極限まで追い込まれた人間が何をするのかをただ見せる、淡々と。
いつも考えることだが、戦争とは一体なんだろう?いったい誰のためなんだろう?

これをきっかけにして、見た人それぞれがそれぞれに戦争について考えることが大事だと思う。

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Audrey