劇場公開日 2014年4月19日

  • 予告編を見る

「こっちを先に見るべきだった、本家物」チョコレートドーナツ asicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0こっちを先に見るべきだった、本家物

2020年9月30日
iPhoneアプリから投稿

ゲイカップルが、隣人の子の面倒を見る話というのは
先日見てとても面白く感じた「彼らが本気で編むときは」の本筋と似ている。

「彼らが〜」の感想レビューの中にこの映画の事を言う人が多く見られたので、探して視聴。

だからと言って「彼ら〜」も全く遜色なく、視点は全く違うというのも見ればわかるが。

こちらは、同性愛者に対する徹底した差別が悲劇を産んだという一点のみのストーリー軸を
役者陣の圧倒的な演技で見せるもの。

Amazonプライムにて視聴したが
見始めたたのは一週間前。

三分の一程度を見て 残りを昨晩視聴し終えた。

この間に、先月から寝たきりで今月に入ってほとんど意識を失っていた夫の死と通夜と告別式を挟んだ。

寝たきりの夫を残して家をあけることができなかった数ヶ月、
配信される映画をうちで視聴する事がほとんどだった。

そしてこのサイトで感想を語り合う事で世の中と繋がっていたような気がする。

本来 こうやって見るべきものではない映画だったが
気持ちの中ではこれはこれで
私の中の軸を保つのに うってつけであったと言える。

人のためのレビューでなく
自分の忘備録として付け加えておく事にした。

asica
asicaさんのコメント
2020年12月11日

きりんさん
返信はこちらにも。

というのも他の方のやりとりがブツっと切れるのが読んでいてもったいないと思うこの頃で。

東山さんがするんですよね。コロナで一時中断してるとニュースで見ました。
子役の話は興味深いですね。知りませんでした。
舞台見たいなと思います。

asica
きりんさんのコメント
2020年12月11日

演出家の宮本亜門がラジオで言ってました、これパルコ劇場で演るんだそうです。
マルコ役をやってくれるダウン症の子がとてもいい子だと
― 児童相談所の調査官が(ネグレクトの母親から引き離すべく)「お母さんのこと好き?」と訊くと、個別練習では台本通り首を横に振るけれど、全体の稽古ではどうしてもマルコはこっくり頷いてしまうのだと。
あと、宮本は「お芝居だけど大人たちが激しく争う様子をあの子に見せたくない」と。

いい舞台になるのだろうなぁと、インタビューを聞いて思いました。

きりん
asicaさんのコメント
2020年10月5日

きりんさん

場所が違えば
同じ時間が流れているとは思えないほどの隔たりを感じる事があります。

夫の葬儀を挟んで
その間に朝顔がすっかり枯れてしまいました。
それでもその枯れた蔓にまだ花を咲かせてしまう生命力を持て余している今日この頃です。

asica
きりんさんのコメント
2020年10月4日

命を守るって、命がけですよね。
この映画も、自分らの人生も。

この間、東京と長野県では同じ時間が流れているのに、同時に別の世界が流れている不思議。

気がつけば外は秋です。
お疲れが出ませんように。

胸つぶれ
辿る小路の角に吹く
風 金木犀に膨らんでいく胸

nice to meet you again.
keep your breath ,sincerely.

きりん