インターステラーのレビュー・感想・評価
全580件中、121~140件目を表示
映画としての魅力満載
ストーリーは展開も大きく、謎を残しながらも展開。主にファンタジー的要素が多いがサスペンスの部分が良い味付けになった印象。難しい表現などもあったが、理解しなくても、ストーリーの本質には影響は無さそう。相対性理論を面白くストーリーに取り入れていたのが印象的で、物語の結果の面白さに繋がっていた。
ラストの下りは全ての結果ではあるが驚きもあり、ラストシーン以降も気になる。2つの人類が分かれて存在することになるのか?!
映画館で観る映画の楽しみである迫力はIMAXで見た事もあり大満足。宇宙を描く映画特有の無音のシーンと大音響の差が良い効果だった。
将来に残される謎など、映画だから出来ること、映画だから見せれる魅力が多く詰まった良い映画だった。
ただちょっと長かったかな。
オタクに厳しい
難しくて序盤から考えるのを止めました。
感じるままに見ないと、疲れてしまう。
それでも疲れましたが。(笑)
考察がいろいろと残るのがノーラン監督の作品なので、いろいろと思うところはあります。
私個人としては「オタクに厳しいなぁ」という感想。
自分が夢中になっているものを正当化するために壮大な正義を後付けしてはダメだよね。という場面が多い。
宇宙に旅立つ主人公に対して父親が「正しい行いが間違った動機ではいかん。わかるか、正しい動機とは土台だ」と言ったのが印象に残ってます。
何気ない人間の弱さ 私の弱さと向き合った時間でした。
全ての伏線がラストにきっちり繋がる。
導入部分はどうしても前説っぽくなりがち。
ポルターガイストを重力と繋げて動機付けしつつ、
目的と行動に説得力をプラスする時間は長い。
相対性理論、量子力学、ワームホール、
そしてブラックホールと科学てんこ盛りだが、
詳しく分からなくても凄さは想像して楽しめる。
視聴後に色々調べてみるのも面白い。
ラザロ計画のプランAとB、
最終的に結果がどちらになるのか予測しながら、
予想外の展開はさすがの監督。
ラスト直前のご都合主義はこちらもお約束。
BAD ENDは無いので安心して観られるのも良い。
ゴリゴリのSF宇宙映画と思いきや、
メインテーマは『愛』だったりもする。
その愛すらも伏線で回収するのも素敵。
娘を持つ父親は涙が止まりません。
感情の無いロボットにも、愛が溢れます。
クーパーと一緒に娘の名を大声で叫びたくなる、
届きそうで届かない声。心の叫び。
そしてラザロ計画の結末、ラストを楽しんで。
KantとEinsteinと浦島太郎と…
エンタテイメントは理屈ではなく、感性や直感で楽しむもの。自分の理解能力を超えてまで絶対に理解しようなどとムダな抵抗はしない。
個人的には「2001: A Space Odyssey」に劣らないSFアドベンチャー大作だ。
カントに言わせれば、人間は世界のほんとうの姿(真実)にアクセス(到達)することは不可能。一次元に住むイソギンチャクが三次元の世界を認識できないように、ヒトが四次元以上の世界を認識できるわけがない。ヒトが理解できない世界など存在しないと考えるのは人間の傲慢な考えだ。
人類の未来を背負い未知の宇宙へ旅たったCooperと、地球に残る家族とは時間の進み方は大きく変わっていく。宇宙でのちょっとの時間経過あいだに地球の家族からのビデオメッセージが20数年分も溜まっているシーンをみると「恐怖」を感じざるをえない。まるでhorror filmsのよう。
この映画と相対性理論を考えると、浦島太郎の話は、もしかすると実話かもしれないとつい想像してしまう(遠い宇宙の超光速の移動体に「拉致」され、人体構造を研究されたのち地球に返されたときには、地上の時間は大きく進んでいたというストーリーとか)。
Plan Bはナチスなどの優生学につながりかねない浅ましい考え方だ。Homo sapiensなんて、ああまでして残す価値のあるものではないと思う。
SF最高傑作
以前に見た事があるが
あらためて劇場にて鑑賞!
2020年9月から人々の
二極化や地球が5次元へ
移行する等をYouTubeで見た事があり
映画の内容や今のリバイバル時期が重なり
別の意味で怖い気もする!
この映画に太刀打ち出来る作品は
そうは無いような大作である!
長く深い闇の先に。
地球は砂嵐が吹き荒れ、資源が無くなりかけていて、新たな居住地を求め宇宙を旅しにいく話。
.
キーになるのが相対性理論。ある星での1時間が地球だと7年の計算になるって言うくだりが出てくるんだけど、これって地球の1時間が別の星の数年っていう別のことも有り得るわけで。今過ごしている1分1秒を大切にしないとなと思いながら、この映画の約3時間という長丁場がずっしりと来たね。
.
私はゴリゴリの文系なのでたぶんこの映画の科学、物理的なことに関しては半分も理解出来てないと思うので(相対性理論もなんのこっちゃ分かってません)、私が知ってる知識をここで自慢させてくれ(笑).
.
地球では砂嵐が吹きまくってて、作物もダメになっていくっていう設定だったんだけどこれって30年代にアメリカの農地を襲った砂嵐のことなのかなと。
.
たまたま最近『怒りの葡萄』っていう古い映画を見て、その映画は砂嵐で農業が出来なくなった人達が職を求めて移住の旅に出るっていう話。『インターステラー』でも砂嵐が酷すぎてトラックで街を出てく人達が映ってたんだけど、まさにあれと同じ。この映画はクリストファー・ノーラン版『怒りの葡萄』だったんだな。
.
そんな難しいことを置いておいても、3時間の間に張り巡らされた伏線が最後怒涛に回収されていくのは爽快だったし、何よりクリストファー・ノーラン節の映像美最高でした!.
.
人知れず地球を守るヒーローに泣く
これは映画館でリバイバル上映されたら是非観に行きたい作品。ハリウッドならではのスケール感。壮大な景色やNASAの映像提供に基づくリアルなCGは大画面で観たら凄く臨場感が味わえると思う。
「重力だけが次元を超えられる」ことがカギになっていて、最新の物理学の知識を取り入れているのもスゴイ。5次元空間を主人公が漂うシーンは、素人にもイメージしやすくて美しく、記憶に残る。
ストーリーのバックボーンとして親子の愛や人間性が扱われていて感動的。「親は子供を見守る幽霊だ」というお父さんのセリフが胸に響いた。
1人で観ても家族全員で観ても楽しめるSF大作だと思った。
お見事!!
さすが、クリストファー・ノーラン監督。
本当にお見事な作品。
ストーリーも、最初これがSFなの?と思わせる導入部分から徐々にそちらへ引っ張っていく上手い流れ。
全編通したテーマは「愛」だと思うけど、想像するしかないワームホールやブラックホールの表現を逃げないでちゃんと描き切ったところも誠実で素晴らしい。変な作品だと、宇宙人とかのせいにして逃げてしまう箇所なので。
宇宙空間の表現も美しかった。土星とかね。
ストーリー的にもある種のどんでん返しがあるし、細部含めて楽しめました。久々に満足いく映画を観ることができました!!
誰も見たことのないSF、そして宇宙へ
Netflixにて鑑賞
サウンドトラックだけつい最近ずっとリピートして聴いていたが作中でも非常に魅力的な演出をしてました。
内容は単純とは言えないけれど、まだ誰も見たことのない世界を体感でき、味わったことのない感情を引き出されました。非常に面白い作品でした。
愛を持って宇宙、そして法則を制す...
評価が分かれる映画。
の多い宇宙、ブラックフォールの次元の歪みなど…。4次元の世界を旅する。
現実的に次元へのワープが可能になった時、
地球との時間のずれで地球に残った人との年齢の差が出てしまう事。
想像もつかない5次元の世界なんかも出て来て考えさせられた。
宇宙の事だけでなく、家族を思う愛の話を上手に織り交ぜていた。
映画のレビューが良かったので期待していましたが、
SF物の評価は難しいなぁ…というのが率直な感想。
時間、未来、継続する旅
この「インターステラー」が、二つの観測者の間で、一方の時間がゆっくり流れる(=時間が遅れる)理由を、強大な重力に求めた最初の作品のように思う。
つまり、ブラックホールの付近では、他の人と比べて時間の流れがゆっくりになるのだ。
ただ、この作品を、他のSF作品と一味違うものとして際立たせているのは、映像は言うまでもなく、その物語の構成要素のバランスの良さだと思う。
宇宙物理学の科学的な視点、
荒唐無稽なSF的要素、
人間のエゴ・愚かさ、
宇宙で起こるスペクタクルなイベント、
親子の愛、
自己犠牲、
哲学的な含みと、
そして、観る人それぞれに届くメッセージだ。
これらが、時には融合、時には対比され、時には対立し、宇宙空間のさまざまな困難を乗り越えながら、壮大な物語が綴られていく。
人は愚かだ。
決して神などにはなれない。
だが、人は賢い。
間違いを認め、軌道を修正し、より良い道を見つけることは可能だ。
人間は神の如く振る舞うことはできなくても、お互い助け合ったり、励まし合うことで、不可能を可能にすることは可能かもしれないのだ。
マーフにモールス信号を送るテラサクトは、過去、現在、未来の繋がった空間だ。
映画「メッセージ(原作は、あなたの人生の物語)」の、表義文字ヘプタポットを思い出す。
しかし、クーパーは過去を変えるのではなく、変えるべきは未来なのだと気づく。
信号は過去の自分やマーフではなく、今のマーフに向けられたのだ。
人は、過去を鑑み、より良い未来を獲得するために、現在の行動を変えることが出来るのだ。
これは、映画「メッセージ」にも込められたメッセージだ。
また、過去に戻っても、身近にある危機にさえ目を向けられない「12モンキーズ」に描かれる人間とは対立する描写だ。
そして、マーフは、重力方程式の問題を解決する。
スペース・コロニーでの再開。
マーフはなぜクーパーにアメリアを探索するように促したのか。
クーパーがアメリアを助けに向かうエンディングの場面。
僕は、犠牲者を出してはならないというメッセージも感じるが、仮に壮大な目標を達成できたとしても、身の回りの細かなところにも目配せしないと重要な何かを見落としてしまうかもしれないということを示唆しているようにも思える。
そして、より良い未来を獲得できたとしても、それはゴールではなくて、更により良い未来であるために、人は改善を継続しなくてはならないし、旅は続くのだというメッセージのようにも感じる。
「環境」という観点から見た僕達の地球は良い方向にあるようには思えない。
SNSの一方的な発信。
テラサクトを通じて、クーパーとマーフは、お互い伝えよう、理解しようとしたではないか。
僕達は行動様式を変えることが出来るのではないのか。
僕は、そんなことを感じるのだ。
「猿の惑星」は、光に近い速度で移動して、猿に支配された「未来」の地球にたどり着くという物語だったが、絶望や、その後も続く争いが描かれていた。
僕は「インターステラー」の方が好みだ。
劇場で見なかった後悔
オンライン講座で映画「インターステラー」で学ぶ相対性理論超入門というイベントがあり、その予習で3時間。講座が4時間と、本当に超がつく充実した時間を過ごした。物理学者の山崎先生に図解して頂きまさにこの映画の造りこみ、最先端理論でここまで量子力学と相対性理論が手に届くまでの学問に(といっても凡人にはそうなのかなというレベル)なっていた。
もちろん先生も言っていたが機械的なところはザルだと。でもそこはあくまで映画的にリアリティを持たす為の手法。ちょっとキューブリックの世界も感じられるかな。
特にCGも最小限で、人間の体温も感じられる作品。SFの分野で、三本の指に入るのは間違いない。
これはすごいSF大作映画…!
観るのにかなりエネルギーを要した…!
リアル志向のSFは難解になりがちなところがあって、本作もそんな一作だったのだけど、でもかなり良かった…。
四次元、五次元、ブラックホール、ワームホールあたりにだいぶイメージが湧いたというか耐性ができた。笑
クーパー(父)とマーフ(娘)の物語としてもとても良かった。ハリウッド映画でたまに観る、危機に遭遇するも気合いで帰ってきた父が娘と涙ながらに感動的に抱き合う…そんな風にしないところがノーラン監督。
でもかなり胸熱な再会シーンだった。
全580件中、121~140件目を表示