劇場公開日 2014年11月22日

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「長く深い闇の先に。」インターステラー せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0長く深い闇の先に。

2020年8月18日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

地球は砂嵐が吹き荒れ、資源が無くなりかけていて、新たな居住地を求め宇宙を旅しにいく話。
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キーになるのが相対性理論。ある星での1時間が地球だと7年の計算になるって言うくだりが出てくるんだけど、これって地球の1時間が別の星の数年っていう別のことも有り得るわけで。今過ごしている1分1秒を大切にしないとなと思いながら、この映画の約3時間という長丁場がずっしりと来たね。
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私はゴリゴリの文系なのでたぶんこの映画の科学、物理的なことに関しては半分も理解出来てないと思うので(相対性理論もなんのこっちゃ分かってません)、私が知ってる知識をここで自慢させてくれ(笑).
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地球では砂嵐が吹きまくってて、作物もダメになっていくっていう設定だったんだけどこれって30年代にアメリカの農地を襲った砂嵐のことなのかなと。
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たまたま最近『怒りの葡萄』っていう古い映画を見て、その映画は砂嵐で農業が出来なくなった人達が職を求めて移住の旅に出るっていう話。『インターステラー』でも砂嵐が酷すぎてトラックで街を出てく人達が映ってたんだけど、まさにあれと同じ。この映画はクリストファー・ノーラン版『怒りの葡萄』だったんだな。
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そんな難しいことを置いておいても、3時間の間に張り巡らされた伏線が最後怒涛に回収されていくのは爽快だったし、何よりクリストファー・ノーラン節の映像美最高でした!.
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せつこん