劇場公開日 2013年11月23日

「なにかとオシイ」かぐや姫の物語 ホリファーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0なにかとオシイ

2014年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

丁寧に作り込んでいるかと思えば、大事なところを端折っていたりする。
農家の土間は床がつるつるてかてかだとか、せっかく背景と人物が同じタッチで描かれているのに背景の多重度が足りないとか。
帝も直接見ちゃいけない雲の上の人なんじゃなかったっけ?
作るのに時間が無くなったのか、もしかしたら途中で飽きたのかも。

でも、最後のまとめ方は面白かった。
帰った先が『月』というのは象徴で実際には天上(高天原?)。
そこにいる神が人の生活に憧れるが、それを神の子孫である帝が台無しにする。
迎えに来たのが仏教集団ぽく、迎えられたのが神道(天照大神)ぽかったり、神仏習合ガカりだったのがちょっと目新しい解釈かもしれない。

ホリファー