劇場公開日 2013年11月8日

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「前作「キャリー」とはだいぶ違う感じでホラーではなくなっているけど、アイドル映画として見ると、レベル高いかもしれない。」キャリー Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0前作「キャリー」とはだいぶ違う感じでホラーではなくなっているけど、アイドル映画として見ると、レベル高いかもしれない。

2015年1月2日
PCから投稿

笑える

悲しい

萌える

スティーブン・キングの原作物はいい。
まずはずれはないです。
今は読まなくなったけど、前は大好きでした。
特に好きなのは「スタンド・バイ・ミー」映画もいいけど、原作も最高。
短編だけど、子供の描写がすごい。
まったく関係ない環境で育った自分のような日本人が読んでも、自分の子供時代と重なる。
たぶん天才なんだと思います。
映画化されたもので、一番好きなのは「シャイニング」。
監督はキューブリック、主演はジャック・ニコルソンで、これ以上ないくらいの天才の組み合わせで、素晴らしかったです。
この映画の元の映画、「キャリー」もよかったです。
でも、今回のリメイク版は、いろんな人がすでに書いているけど、主人公キャリーがクロエでは、可愛いすぎるような気がしました。
どう見ても、出演者の中で一番可愛いので、主人公キャリーの役ではおかしい。
監督が女性なので、女性ならではの視点で作っているのはよいとは思うけれど、クロエが可愛すぎてよくないのはわからなかったようです。
可愛すぎると、すべてよくなってしまうので、怖くなくなる。
生理のシーンだって、女性が見たらすごく恥ずかしいことなのかもしらないけど、男性が見たら別に恥ずかしくない。
ネットに流されたとしても、お宝映像になるかもしれない。
ブサイクな人だとさすがに気持ち悪い感じになるけど、クロエだったら逆に、なんて純粋で可愛い子なのだ、萌える、となってしまいそうです。
お母さん役のジュリアン・ムーアも綺麗すぎる。
これでは「キャリー」のリメイクというよりも、「あまちゃん」の中の劇中映画「潮騒のメロディー」に近い感じです。
日本人で例えると、キャリーを能年怜奈さんがやっていて、母親役を薬師丸ひろ子さんがやっているようなものです。
これではまったく怖くない、むしろ笑えるかもしれない。
でも、正統派アイドル映画として見れば、かなりレベル高いかもしれないです。

Push6700