チスト みどりのおやゆび

劇場公開日:

解説

花と緑を愛する少年の目を通して、平和と生命の尊さを描くアニメ。モーリス・ドリュオン原作の同名小説の映画化で、脚本は「ガラスのうさぎ」の立原りゅうが執筆、監督は「ブンナよ、木からおりてこい」の丹野雄二、作画監督は黄瀬和哉がそれぞれ担当。日本=フランス合作。

1990年製作/74分/日本・フランス合作
配給:東映クラシックフィルム
劇場公開日:1990年3月24日

ストーリー

チストは、やさしい両親や召使い、そして、言葉が通じ合う仲良しの子馬ジムナスティックたちに囲まれて何不自由なく育っていた。やがて、チストは小学校へ通うが、いつも居眠りばかりしているので学校をやめさせられてしまう。両親は考えた末、学校で教育できないのなら実際に物事を観察して覚えさせるしかないと思い、庭師のムスタッシュの所へチストを行かせる。そこでチストは、植木鉢に土を入れて、親指で穴を開け、それを並べることを頼まれる。全部終わってチストがムスタッシュを呼びに行き戻ってくると、植木鉢全部に花が咲いていた。ムスタッシュは、チストが奇跡を起こすみどりのおやゆびを持っていることを発見するが、このことは二人だけの秘密にしておくことにした。そんなある日、チストは、お父さんの工場で働くトルナディスに連れられ、町について学ぶ事になった。そこで、刑務所や町はずれの貧民街や病院へ行き、不幸な人々を目にしたチストは、みどりのおやゆびを使ってそこに花を咲かせ、人々の心をなごませるのだった。そして、その力は戦争をもやめさせることになったのだった。そんなある日、ムスタッシュが死んだ。チストは花をいくら咲かせても消えない悲しみがある事を知った。やがて、チストは地面に親指を差し込んで、空へ届くほどの“はしご”を作る。そして、チストは天国のムスタッシュに会うため、ひとりで“はしご”を登っていったのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

総監督
監督
丹野雄二
アニメ監督
奥田誠治
アニメ演出
貞光紳也
脚本
立原りゅう
原作
モーリス・ドリュオン
企画
オフィス・U
東急エージェンシーインターナショナル
総合プロデューサー
小澤優子
プロデューサー
松木征二
小池弘文
キャラクター原案
加瀬政広
作画監督
黄瀬和哉
美術監督
小林七郎
音楽ディレクター
フランソワーズ・ルグラン
音楽プロデューサー
マルク・ベリエール
録音
橋本二三郎
編集
岡田三知夫
作曲
ジャン・ミッシェル・エルベ
助監督
吉田典史
ナレーター
石坂浩二
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