大岡政談・妖棋伝(前篇) 白蝋の仮面
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大岡政談・妖棋伝(前篇) 白蝋の仮面

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解説

“小説と読物”に掲載された角田喜久雄のデビュー作『妖棋伝』より、橋本忍(七人の侍)と鏡二郎が脚色し、「剣侠江戸紫」の並木鏡太郎が監督する新東宝時代劇で、撮影は「女の暦」の鈴木博、音楽は「若き血は燃えて」の小杉太一郎が夫々担当。出演者は「噂の女」の大谷友右衛門、「近世名勝負物語 黄金街の覇者」の堀雄二、「潜水艦ろ号 未だ浮上せず」の藤田進、今度親子で親和プロを創立した山田五十鈴と嵯峨三智子などである。

ストーリー

亭保元年、徳川八代将軍宣下を間近に控えた或る夜のこと--。浅草駒形の辺りで黒装束の男が将棋の駒銀将を残して事切れた。と、突然暗闇から蝋面がヌッと現われた。確かにそれは巷間を荒し廻る白蟻鬼だ。早速、南町奉行同心池上重造は意味ありげな銀将を持って与力青江俊之助と共に大岡越前守を訪れた。越前守は将棋名人伊藤宗印を招き事の委細を聴取したが、それによると、この駒は徳川家康公の秘宝で、銀将(山彦)四枚を握る者は巨大な権力と富を得るという。青江も又、黒装束の男が殺された夜札差下条元亀邸の将棋会で、銀将の一枚を狂人が持って現れたのを見た。その将棋会に集ったのは、怪人物元亀、水戸浪人陣馬一令、それに五代将軍綱吉の側室をつとめた謎の女性千住院など、いずれも新将軍に反対の諸侯を後楯にする陰謀家で、それに白蟻鬼も含めて、若し山彦の秘密を握ればどの様な大事件になるかわからない。その後青江は黒装束の男の義眼の奥から山彦の一枚を見つけたが、水戸家の藩邸から山彦の秘密書を持った密使が出たと知るや、池上と猿の伝次にそれを追わせた。そして、白蝋鬼の手下、元亀の腹臣なども交えての争奪戦の末手に入れた密書から、黒装束の男が山彦を探る幕府の隠密で、銀将四枚の底に書かれた地図こそ総ての秘密を解くものである事が判明した。一方、銀将一枚を狂人から手に入れた元亀と、やはり一枚を有する千住院は、青江の妹梢を人質にし、山彦の写しと交換を申出る。まんまと青江は騙されて毒酒を飲まされ、重造と梢も絶対絶命。しかも越前守の手文庫からは銀将二枚が白蝋鬼にぬすまれ、秘密を解いた元亀と千住院は上州山彦村へ出発した。...

スタッフ

監督
脚色
橋本忍
鏡二郎
原作
角田喜久雄
製作
栄田清一郎
撮影
鈴木博
美術
鳥居塚誠一
音楽
小杉太一郎
録音
片岡造
照明
小山正治

キャスト

作品データ

製作年 1954年
製作国 日本
上映時間 81分

提供:株式会社キネマ旬報社

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