セクシー・サイン 好き好き好き

劇場公開日:

解説

「有楽町で逢いましょう」の姉妹編で、「サザエさんの脱線奥様」の笠原良三の脚本を、「総会屋錦城 勝負師とその娘」のコンビ島耕二が監督し、小原譲治が撮影した。

1960年製作/84分/日本
原題:The Grave Tells All
配給:大映
劇場公開日:1960年1月3日

ストーリー

オリンピック選手の山崎亮太郎は、ダンセットの宣伝課員で、R大のアイスホッケーのOBである。彼は、宣伝ポスターを変人で有名な河端画伯に頼むことと、R大アイスホッケー部のコーチの二つの仕事を引受けた。--さてその前後、亮太郎は三人の女の子に同時に惚れられた。美容師の時子、ファッションモデルの京子、ダンセット社長令嬢で、R大アイスホッケー部の応援団長でもあるマリ子の三人である。そもなれそめはこうだ。時子の弟はホッケー部のゴールキーパーで、弟思いの時子が新コーチの亮太郎の許を訪れたのが始まりで、時子は亮太郎に参った。京子はダンセットのファッションショウに遅刻したのを亮太郎に怒られ、その男性的魅力にイカれた。マリ子は親父の社長に小遣をせびりに来たところで亮太郎に会い、ポーッとなったのだ。時子は映画館で、ラブシーンを見ながら亮太郎の手を握った。京子は、叔父の河端画伯の絵を盗み出し、亮太郎にプレゼントして迫った。マリ子はオープンカーで飛ばしながら“好き好き好き”を連発した。しかし、亮太郎の恋愛反応は、誰に対してもゼロだった。さて、ここで世にも不思議な薬が登場した。漢方薬にこっている河端画伯が、苦心の調合の結果成功した惚れ薬の丸薬である。三人はこの丸薬を亮太郎に飲ますべく躍起になった。求愛戦は、合宿に移った亮太郎を追って箱根へと延長された。駒ケ岳の頂上にあるスケートリンクでは、R大は対G大の対抗試合に勝った。三人はチャンスとばかり、セクシー・サインを送った。その時、ヘリコプターが舞い降りた。それは、亮太郎のおばあさんが連れたアナウンサーの和子だった。和子を見つけた亮太郎の顔。驚くべきことに恋愛反応が起ったのである。三人娘は“ドウダロウネ。この態度”と顔を見合せた。

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