非行少年
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解説

「ギャング同盟」の佐治乾と河辺和夫が共同でシナリオを執筆、新人河辺和夫が監督したドキュメンタリードラマ。撮影は「川っ風野郎たち」の井上莞。

ストーリー

区立陽城中学には、通称番長と呼ばれる河上を中心に、三年A組の宮田、根本、B組の井上という不良グループがあった。番長のバックには、街のヤクザがひかえて、誰一人たち入ることは出来なかった。授業中に、居眠りをしたり、煙草をもて遊ぶのは、彼等にとって進学戦争の中で、勉学に励む級友への、抵抗でもあった。そんな彼らを冷たい教師の間に立って、なんとか立ち直らせようとするのは、番長の担任のA組主任柿田であった。やがてB組に転校生大賀がやって来た。大賀は前の学校で番長をつとめ、“保護歴三回、担当教師を刺傷”という肩書きをもって、河上と対決したが、遂に河上が番長の地位を守った。五人の番長グループが誕生した。彼らは互いの結束のもと、冒険に満ちた行動をくり返した。万引、睡眠薬遊び等だ。やがて受験が迫って釆た。学校は必死の体制に入った。井上、大賀も進学の重荷を背負って、机には向ったが、遅れた学力は取り戻すことはできなかった。家庭も学校もつまらない彼らのやりきれない気持は、彼らだけの隠れ家を持つことでいやされた。金にこまると街頭でゆすり、級友から金をまきあげる。こんな中に入って、教員間でも柿田は指導の誤りを指摘され苦境に立っていた。それを知った五人グループは、反対に進学指導の旗頭、吉野教師を、鉄棒で殴り、暴行を働くことで、うっぷんを晴らした。その夜、パトロール中の巡査に見つかったグループは、大賀は転校河上は家裁送り、他の三人は釈放とグループは解散した。陽城中学では、この事件について会議を開いたが結論は出なかった。河上らの処分がきまって一週間のちのある日、柿田は繁華街で万引をする不良グループに出くわした。それが陽城中学の二年の矢部を中心とするグループだと知った時、柿田は愕然とした。番長制度は、陽城中学の中に伝統として残ってゆくのだ……。...

スタッフ

監督
脚本
佐治乾
河辺和夫
企画
大塚和
撮影
井上莞
美術
小林吉男
音楽
佐藤勝
録音
安恵重遠
照明
沖茂
編集
丹治睦夫
スチール
寺本正一

キャスト

作品データ

原題 Classroom Renegades
製作年 1964年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 85分

提供:株式会社キネマ旬報社

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