大江戸性盗伝 女斬り

劇場公開日:

解説

泰平の時代のため職がなく止むを得ず押し込み強盗を働いた狼人が意外な事件へと捲きこまれる。脚本は「女高生 肉体暴力」の桂千穂、監督は「新色暦大奥秘話 -愛戯お仕込処」の藤井克彦、撮影は「不良少女 野良猫の性春」の前田米造がそれぞれ担当。

1973年製作/71分/日本
配給:日活
劇場公開日:1973年9月12日

ストーリー

大江戸八百八町、泰平の世、だが禄をはなれた侍には住みにくい時代だった。飯田新次郎もそんな浪人の一人だった。新次郎はなれない博奕に手を出したため、借金が三十両にもなった。そこでやくざの辰は、旗本皆川頼母の家には金が沢山あり、頼母は月の半分しか家にいないことを新次郎に教え、押し込みを暗示した。その頃、江戸には般若の面をつけ、女ばかりを襲う辻斬りが出没していた。新次郎が、皆川家に忍び込んだとき、頼母の妻・綾が般若に襲われそうになっていた。新次郎は金を取るどころか、逆に綾を救った。そこで翌日も、金を奪いに出かけるが、今度は綾に発見される。突差に新次郎は綾を押し倒し犯した。綾は処女だった。それは頼母の性癖からだった。処女を奪われた綾は、新次郎なしではいられなくなり、彼に、頼母を殺し、金と自分を奪ってくれとそそのかした。夜空に花火が散る日、般若に化けた新次郎の頼母殺しの計画が進められた。しかし、本当の般若の女殺しは頼母だったのである。残忍な性癖と、女の性と、男の金への欲が、花火の夜、大江戸の空の下に散った。

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