忘れな草

劇場公開日:

解説

“帰れソレントへ”の作曲者として有名なデ・クルティスの民謡“忘れな草”をテーマにした音楽映画。ギナ・ファルケンベルクとアルド・デ・ベネデッティの共同脚本を「黄色い恐怖」のアルトゥール・マリア・ラーベナルトが監督。撮影はオスカー・シュニルヒ、音楽をウィリー・マテスが担当。出演は世界的テナー歌手フェルッチョ・タリアヴィーニ、「鮫と小魚」のザビーネ・ベートマン、マッシモ・ジュリアーニ少年、エリッヒ・ヴィンら。製作エルウィン・ギット。

1959年製作/西ドイツ・イタリア・スイス合作
原題:Vergiss Mein Nicht
配給:ヘラルド
劇場公開日:1961年6月10日

ストーリー

ドイツ娘エリザベート・クリンガー(ザビーネ・ベートマン)はローマに仕事を見つけてやって来た。飛行機の中で彼女が仲良しになったのは、イタリアのテナー歌手モラーニ(フェルッチョ・タリアヴィーニ)の一人息子ディノ坊や(マッシモ・ジュリアーニ)だった。ローマでエリザベートを迎えたのは若い青年技術者ルドルフ(エリッヒ・ヴィン)。エリザベートに彼はすっかりひかれてしまって、古くからの恋人もほうり出して連日ローマを案内してまわった。エリザベートもだんだん彼にひかれて、ついに彼の愛を受入れたのだった。だが二人の幸福な日は短かった。たまたま会ったルドルフの恋人の中傷の言葉に、エリザベートはルドルフと会うこともせず、ドイツへ帰ってしまった。故国で傷心を仕事にまぎらしていた彼女は、そこでモラーニのコンサートを聞いた。そしてディノ坊やと再会した。エリザベートを知った父親のモラーニは、母親のない坊やのためにもと彼女に求婚した。エリザベートの新しい生活が始まった。だが運命の皮肉は、モラーニのローマ公演にエリザートとルドルフを再会させた。ルドルフの言葉に誤解もとけたエリザベートに再びかつての情熱がもえ上り、遂に二人でローマを離れることにまでなった。そしてコンサートで必死に歌うモラーニの前からエリザベートは姿を消してしまった。その夜のアパートで母親を待ちわびるディノ坊やにモラーニは説明の言葉もなく、悲しく子守唄を歌っていた。その時坊やが「ママ!」と叫んだ。二人の愛に引き返して来たエリザベートの姿があった。

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