エマニエル夫人
劇場公開日 1974年12月21日解説
夫の赴任地バンコックでさまざまな性体験を重ねる若妻エマニエルの自由奔放な性生活を描く。製作はミシェル・ショケ、監督は写真家出身のジュスト・ジャカン、エマニエル・アルサンの同名小説をジャン・ルイ・リシャールが脚本化、撮影はリシャール・スズキ、音楽・主題歌はピエール・バシュレが各々担当。出演はモデル出身でこの作品が本格的なデビュー作になったシルヴィア・クリステル、アラン・キュニー、マリカ・グリーン、ダニエル・サーキイ、ジャンヌ・コレティン、クリスティーヌ・ボワッソンなど。
ストーリー
秋の日のある朝。パリのアパルトマンの一室で眼を覚ましたエマニエル(S・クリステル)は薄いガウンを羽織ったまま寝室からキッチンへ降りた。朝の陽ざしがカーテンを通してふりそそいでいる。友達のマリーから電話がかかってきた。マリーはどうやらエマニエルを空港まで見送りに来るつもりだ。彼女は今日、タイのバンコックへ旅立つことになっていた。外交官である夫のジャン(D・サーキイ)は一足先にバンコックへ赴任していてあとからエマニエルが行くことになっていたのだ。飛行場へは彼が出迎えにきていた。久びさの邂逅、二人は蚊帳の中で激しく愛し合った。バンコックは乾いた空気が肌に心地よいエキゾチックな町である。そんなエトランジェの気安さで生活を楽しんでいるように見えた。なかでもエマニエルが加わることになったフランス人の集まりはとりわけサロン的ムードが濃く男も女も自由に交際していた。ある日の昼下がり、バンコックの庭園でパーティが催された。ここに集うのは気ままな独身の男女、外交官、芸術家といった人たちである。エマニエルはここでさまざまな男女と出会い、やがて彼らによって大きく変わっていくことになった。マリー・ルイズ(J・コレティン)、カモシカのような肢体を持つ奔放な少女で、彼女はパーティのあとエマニエルの屋敷を訪ねてくる。性への好奇心が旺盛で、エマニエルにあけすけな質問をして顔を赤らめさせたあげく、彼女の前で自慰を始めた。アリアンヌ夫人(C・ボワソン)は性的に充たされない有閉マダムでレズビアン趣味がある。エマニエルをスマッシュに誘ったとき、彼女を抱きしめ、それから時々更衣室で彼女を誘惑するようになった。ビー(M・グリーン)、アメリカ人だがたくみなフランス語を話す美人で、エマニエルは姉を慕うように魅かれ、やがて深く愛するようになっていく。さらにエマニエルは問題の男マリオ(A・キュニー)とめぐり逢う。彼は社交界でも特異な存在である。それはひとえに彼のもっている不思議な性の哲学のせいによるのだが、女は誰でも彼の哲学の洗礼を受けることになっていた。“文明人の性というのは複数セックスでなければならない。単数のセックスではなく二人以上と肉体関係を持ちたい。それも時や場所を選ばずに。それを私は反文明のセックスと呼び、そうした性の中にこそ真の喜悦を発見していくべきである”。これが彼のテーゼだった。エマニエルはマリオにとってそうした哲学を実践するにまたとない素材なのである。ある一夜、マリオとデートすることになった。食事のあと、彼はエマニエルに己れの主張を説きながら、さまざまな場所でさまざまな男たちと性関係を持たせる。アヘンの巣窟で輪姦させ、キック・ボクシングの勝者に彼女の肉体を提供した。こうした一夜の、恥辱としかいいようのない体験のあと、エマニエルの表情は不思議にさわやかだった。マリオのいう性の自由の世界に魅せられつつあったのかも知れない。...
全文を読む(ネタバレを含む場合あり) スタッフ
- 監督
- ジュスト・ジャカン
- 脚本
- ジャン=ルイ・リシャール
- 原作
- エマニエル・アルサン
- 製作
- ミシェル・ショケ
- 撮影
- リシャール・スズキ
- 音楽
- ピエール・バシュレ
- 字幕監修
- 岡枝慎二
キャスト
- シルビア・クリステルEmmanuelle
- アラン・キュニーMario
- マリカ・グリーンBee
- ダニエル・サーキイJean
- ジャンヌ・コレティンMarie Louise
- クリスティーヌ・ボワッソンArianne
全てのスタッフ・キャストを見る 作品データ
| 原題 | Emmanuelle |
|---|---|
| 製作年 | 1974年 |
| 製作国 | フランス |
| 配給 | 日本ヘラルド映画 |
提供:株式会社キネマ旬報社
関連ニュース:エマニエル夫人
- 最もセクシーなシーンは? 仏誌が選んだホットな映画25(2013年5月4日) 仏GQ誌が、セクシーシーン満載のホットな映画25を発表した。特に順位付けはないが、最初に紹介されているのは、昨年死去したシルビア・クリステルさん主演、自由奔放な若妻エマニエルの性… 続きを読む
- 「エマニエル夫人」シルビア・クリステルさんが死去(2012年10月18日) 「エマニエル夫人」(1974)で世界的スターとなった、オランダの女優シルビア・クリステルさんが、がんのため死去したとAFPが伝えた。今年6月に、咽頭がんの治療を受けた3週間後に脳… 続きを読む
- 「エマニエル夫人」シルビア・クリステル、がん闘病中に脳卒中で入院(2012年7月3日) 「エマニエル夫人」(1974)で世界的スターとなった、オランダの女優シルビア・クリステルが、脳卒中のためアムステルダムの病院に搬送されたことがわかった。クリステルの代理人はAFP… 続きを読む
- 老舗の日比谷映画、みゆき座が閉館へ(2004年6月29日) 長い間、映画ファンに愛されてきた日比谷の映画街が姿を消すことになりそうだ。東京・有楽町にある東宝本社ビルが老朽化により建替えられることになり、同ビルの1階、地下1階に位置する日比… 続きを読む
- 老舗の日比谷映画、みゆき座が閉館へ(2004年6月29日) 長い間、映画ファンに愛されてきた日比谷の映画街が姿を消すことになりそうだ。東京・有楽町にある東宝本社ビルが老朽化により建替えられることになり、同ビルの1階、地下1階に位置する日比… 続きを読む
DVD・ブルーレイ:エマニエル夫人
| | | |
|---|---|---|---|
| エマニエル夫人 無修正版[Blu-ray/ブルーレイ] | 続エマニエル夫人[DVD] | エマニエル夫人[Blu-ray/ブルーレイ] | エマニエル夫人[DVD] |
| 発売日:2012年4月13日 最安価格: ¥1,373 | 発売日:2012年4月13日 最安価格: ¥967 | 発売日:2011年6月22日 最安価格: ¥1,781 | 発売日:2012年4月13日 最安価格: ¥963 |

![エマニエル夫人 無修正版[Blu-ray/ブルーレイ]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51B3-W8TVkL._SL160_.jpg)
![続エマニエル夫人[DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41zK6fLLP3L._SL160_.jpg)
![エマニエル夫人[Blu-ray/ブルーレイ]](http://img.kakaku.com/images/productimage/m/nowprinting_dvd.gif)
![エマニエル夫人[DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41CpOYStO-L._SL160_.jpg)










