汚れた夢

劇場公開日:

解説

ロマンを追い続け、傷つき挫折してゆく、ひとりのスタントマンの生きざまを描く。製作はイヴ・ロベール、監督・脚本はフランンワ・ペリエの息子のジャン・マリー・ペリエ、撮影はイヴ・ラフェーイ、音楽はジャック・デュトロンが各々担当。出演はジャック・デュトロン、レア・マッサリ、ナタリー・ペリエ、ジャン・ブイーズ、グレッグ・ジェルマン、アネモーヌ、ダニエル・ゴデなど。

1979年製作/フランス
原題:Un Sale Revener
配給:フランス・シネマ・フェア実行委員会
劇場公開日:1980年12月6日

ストーリー

ジュローム(ジャック・デュトロン)は、23歳のスタントマンだ。彼は、町はずれの裏びれた一角にあるサーキット・コースで、若いチンピラ・ドライバーと組んで、しがない自動車のアクロバット・ショウをやっている。生活は貧しく、少ない稼ぎのわりには危険に満ちた仕事で、毎日、生命がけで身をさらしていた。彼の周りの人間たちは、彼と同じように、みんな社会のはみ出し者だ。彼には同棲している女ジョゼフ(レア・マッサリ)がいたが彼女はもう歳にも拘らず、美しさを保っていた。彼にとっては、ジョゼフは愛人であり、友だちであり、母親なのである。そして何よりもいなくてはならない家族同然の存在だった。しかし、ジェロームは、ある日、ひとりの若く美しい娘が菓子屋から出てくるのを見て、彼女に一目惚れしてしまった。彼は、いつしか、彼女との夢のようなデラックスな生活を空想しているのであった。

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