10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス

劇場公開日:

10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス

解説

「10ミニッツ・オールダー イデアの森」と合わせて、現代の名監督15人が「長さは10分間」「テーマは時間」という条件で競作。ヴェンダース作品のプロデューサーとして知られる、ウルリッヒ・フィルスバーグが96年に立案、監督たちの賛同を得て実現したもの。どの作品もプリプロダクションに数週間、撮影に1週間、ポストプロダクションに1カ月で製作された。「イデアの森」にはゴダール、ベルトルッチ、シュレンドルフらが参加。

2002年製作/92分/イギリス・ドイツ・スペイン・オランダ・フィンランド・中国合作
原題:Ten Minutes Older: The Trumpet
配給:日活
劇場公開日:2003年12月13日

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3.07監督による【時】をテーマにした10分間のコンピレーション

2023年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

世界映画界を代表する映画監督15人が「【時】をテーマとした10分間の映画」という作品を作って集めたコンピレーション映画『10ミニッツ・オールダー』。
この「人生のメビウス」は、そのうち7作品(7監督の作品)を収録したもの。

◆アキ・カウリスマキ監督『結婚は10分で決める』…カティ・オウティネンなどお馴染み俳優が出演、“赤”が印象的。
◆ビクトル・エリセ監督『ライフライン』…モノクロ映像が美しく、大戦の足音が近づいて来る不穏な雰囲気。
◆ヴェルナー・ヘルツォーク監督『失われた1万年』…南米に暮らす民族が文明の力で飛躍的な生活力進歩を見せる。時の飛躍…という感じ。
◆ジム・ジャームッシュ監督『女優のブレイクタイム』…ハードな撮影の合間に女優が10分間の休憩を取るのだが休憩時間でも忙しいという皮肉な作品、モノクロ映像が綺麗。クロエ・セヴィニー演じる女優がナイス。
◆ヴィム・ヴェンダース監督『トローナからの12マイル』…麻薬トリップ・ドライブ作品。
◆スパイク・リー監督『ゴアvsブッシュ』…選挙戦をインタビュー映像で見せる作品。
◆チェン・カイコー監督『夢幻百花』…故郷への思いを映像表現。

個人的に面白かったのは、ジャームッシュ監督・カウリスマキ監督であった。
同じお題を与えられて作った映画でも、監督によって様々な工夫がなされるあたりが面白い。

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たいちぃ
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