蜂雀

解説

モード・フルトンという女優が書いた舞台劇に基づき、フォレスト・ハルシーが脚色し、「ボーケール」「我が懐かしの紐育」等と同じくシドニー・オルコットが監督した。主役は「舞姫ザザ(1923)」「幸福の扇」等と同じくグロリア・スワンソンで、対手は「舞踏王国」等に出演しているエドモンド・バーンズである。パリの暗黒面を背景とし、スウォンスンはアパッシュの女を演じている。

1924年製作/アメリカ
原題:The Humming Bird

ストーリー

パリ・モンマートルのアパッシュの仲間にトワネットという女があったが蜂雀と呼ばれる賊が彼女であるとは誰も知らなかった。アメリカの通信員ランドール・ケイリーは彼女に会ってお互いに恋し合う様になったが、戦争が始まった時ランドールは義勇兵を志願して出征した。トワネットは仲間のアパッシュ達に愛国心を鼓吹して出征させたが、後捕えられてサン・ラザールの監獄に入れられる。敵の飛行機の襲撃で監獄が焼かれた時彼女は逃れて傷つけるランドールの看護に駆けつけた。戦い終ったとき彼女は罪を許されたばかりか、義勇兵を募った功によって勲章をさえ与えられた。彼女とランドールとの恋なった事はいうまでもない。

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