血だらけの惨劇

劇場公開日:

解説

「サイコ」のロバート・ブロックの脚本を、「第3の犯罪」のウィリアム・キャッスルが製作・監督したスリラー・ドラマ。撮影は「夜を楽しく」のアーサー・E・アーリング、音楽はヴァン・アレクサンダーが担当した。出演は「何がジェーンに起こったか?」のジョーン・クローフォード、「逆転」のダイアン・ベーカー、「葡萄の季節」のリーフ・エリクソン、「ミンクの手ざわり」のハワード・セント・ジョン、TVのジョン・アンソニー・ヘイズ、「シャレード」のジョージ・ケネディなど。

1964年製作/アメリカ
原題:Strait-Jacket
配給:コロムビア
劇場公開日:1964年4月12日

ストーリー

カリフォルニア。ルーシー(ジョーン・クローフォード)は夫が町の女とベッドにいるのを見て2人を惨殺した。それを3歳のキャロルが見つめていたのをルーシーは気づかなかった。20年後、ルーシーは仮釈放された。キャロル(ダイアン・ベーカー)はもう、許婚者もいる娘に成長していた。娘は親切だったが、ルーシーは床についたら過去の悪夢にうなされた。ある夜、キャロルは許婚者のマイケルの両親に母が帰って来たことを話した。2人はルーシーのことを色々質ねたが、キャロルは言葉を濁すのだった。はじめてマイケルがルーシーに会ったとき、彼女は必要以上に楽しげに振舞ったが、アンダースン医師から電話がなったとたん、取り乱しはじめた。医師が来て、20数年前の精神錯乱の後遺症を診察しはじめると、たまらなくなって部屋から逃げ出した。そして彼女を探しあてた医師は納屋の中で斧で殺された。キャロルはそれを知り、車を納屋に隠した。それを雇人のクラウスが物かげで目撃したため、彼も斧で。また、ルーシーの過去を知ったマイケルの両親は彼女に息子たちの結婚を許さないと宣言したその直後マイケルの父親は邸の2階で殺された。そして殺人鬼の手が母親にのびようとしたとき、その犯人の正体があばかれた。キャロルだったのだ。マイケルを愛するあまり、結婚の邪魔になる周囲の人物を、すべて殺したのだ。20年前の母親のように……。

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