ターザン砂漠へ行く

劇場公開日:

解説

「ターザンの凱歌」に次いでソル・レッサー製作、ウィリアム・ティーレ監督、ハリー・J・ワイルド撮影、ジョニー・ワイズミュラー、ジョニー・シェフィールド主演の同じスタッフで作られた1943年作品で、「凱歌」のキャロル・ヤングが原作し、エドワード・T・ロウが脚本を執筆した。

1943年製作/アメリカ
原題:Tarzan's Desert Mystery
劇場公開日:1948年12月

ストーリー

ロンドンで看護婦をしているジェーンから、薬草を送れという航空便が届いたので、ターザンはボーイとチータを連れ、砂漠の向かう側のジャングルへ採集に赴く。砂漠の中央のオアシスで白人の女奇術師コニーと道連れとなり、彼女を送って砂漠の中のアラビア人の町へ行く。ところが、その町にはヘンドリックスという某国のスパイが酋長に取り入って町を略取する計画を回している。コニーは燐国の酋長から密書を頼まれて来たが、ターザンが馬泥棒だとヘンドリックスにぬれ衣を着せられ投獄されたのでボーイとチータと共に軟禁され、密書を渡すべき王子に会えない。チータに曲芸をさせてやっと王子の注意をひき、その夜王子を訪れて密書を渡す。ヘンドリックスは腹心ストレイダーと共に、様子をうかがっていたがコニーが辞去すると短剣を投げて王子を殺す。密書はチータが持ち去る。コニーは王子殺害犯人として絞首刑を宣告される。ボーイとチータは急をターザンに知らせ、ターザンは脱獄してコニーを救い砂漠に逃れる。砂漠の彼方のジャングルで薬草を取っていると、追って来たヘンドリックス等がかぎつけてジャングルに踏み込む。ところがストレイダーはライオンのえ食、ヘンドリックスは大毒クモのえ食になって惨死する。ターザン薬草を取り、コニーはチータが持っていた密書を酋長に渡して後、薬草を預かってロンドンへ向い、ターザン等は故郷のジャングルへ帰ったのである。

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