最前線

劇場公開日:

解説

作家ヴァン・ヴァン・プラアグの小説「戦闘」から「殴られる男」のフィリップ・ヨーダンが脚本を執筆、「シャロンの屠殺者」のアンソニー・マンが監督した戦争映画。撮影は「理由なき反抗」のアーネスト・ホーラー、音楽は「黄金の腕」のエルマー・バーンスタイン。主演は「地獄の翼」のロバート・ライアン、「俺達は天使じゃない(1955)」のアルド・レイ、「ならず者部隊」のロバート・キースなど。

1956年製作/アメリカ
原題:Men in War
配給:セレクト=松竹
劇場公開日:1957年5月25日

ストーリー

1950年の朝鮮戦線。北朝鮮軍に抗し切れず、米軍は釜山へ後退を続けていた。ナコトン河近くにいた、マーク・ベンスン(ロバート・ライアン)中尉指揮下の歩兵小隊も15哩南方の456高地に向って後退を開始したが、輸送車を爆破されて、兵隊達は武器を背負って進まなければならなかった。途中、1台のジープを見つけてベンスンが無理に停車させると、中にはショック症にかかった一大佐(ロバート・キース)とモンタナ軍曹(アルド・レイ)が乗っていた。彼らが釜山へ向かうというのを無視してベンスンは、ジープに武器を積み込ませて、リオーダン伍長(フィリップ・パイン)に運転を命じた。その時襲って来た敵の狙撃兵をモンタナが殺したが、捕虜にしようと思ったベンスンは怒った。次に見つけた無抵抗の兵もモンタナは殺した。しかし鉄帽の下の拳銃を見せつけられたベンスンは、モンタナを見直しかけた。再び前進を開始した小隊は、敵の砲撃に2人の兵を失い、夕闇近く踏み込んだ地雷源ではルイス軍曹が犠牲となった。同じ場所で、モンタナは敵の1人を捕虜にした。やがて高地の麓に到着、丘の上の様子を探らせるためベンスンが登らせた捕虜は、忽ち一斉射撃に倒れた。この時丘の上に現れた3人のGIをモンタナは射殺した。その行為に激怒するベンスンの前に転がって来たのは、GI服の北朝鮮兵だった。モンタナの直覚力に不安を感じたベンスンは、彼に大佐を連れて去るように命じた。しかしモンタナが出発しない中に攻撃が始まった。敵の反撃は物凄く、兵隊たちは相次いで倒れ、意識を取り戻して戦った大佐も戦死した。やがてベンスンとモンタナは高地を占領した。しかし残ったのは彼らと、後から這い上がって来たリオーダンの3人だけ。夜が明け、3人の耳に味方機の爆音が聞えて来た。

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映画レビュー

3.5『甘かった。この戦争は長引く』

2024年2月8日
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マサシ
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