「ケビン・スぺイシーのキャラ設定が少しブレていませんか?」マージン・コール よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ケビン・スぺイシーのキャラ設定が少しブレていませんか?

2021年10月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

金融危機の発端となったリーマンブラザーズ破綻の一日を描く物語。

実話をもとにしているだけあって、リアルで緊迫感がある私好みの作品でした。
登場人物がそれぞれの立場で動揺し、悲嘆し、会社を守るために、或は金融マンの矜持を守る為に奔走する様を、丁寧に描いていきます。
特に、数人の社員が屋上で話し込むシーンは、寂寥感を肌で感じるお気に入りのシーンでした。

事が事だけに、カタルシスを感じる展開にも、意外性を感じる展開にもなり難く、高い評価は難しい作品だとは思います。しかし、それでも私的評価4を付けたくなる作品でした。

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よし