劇場公開日 2011年11月12日

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「人類の存続の最大の敵は、人類」コンテイジョン Tetさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5人類の存続の最大の敵は、人類

2021年6月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

コロナ禍で話題?になっていた今作、アマゾンプライムで配信されて一年遅れで鑑賞。

新型コロナとは比べようも無い致死率なので、
どっちかと言うとアウトブレイク寄りの映画かと。

自分や家族、友人、近しい人達の生死に関わるウイルスは怖い。

でも、どんな致死率の高いウイルスもある種を絶滅させるには至らないんだろうな。
宿主殺しまくったら、そのうち寄生出来なくなるんだから。
‥知らんけど。

やっぱり怖いのはパニック禍の人間。

オフィシャルの報道よりも、根拠の無い陰謀説的なSNSや噂話を信じて、暴動、略奪、殺し合い(そこまでは描いて無いけど)

ウイルスで人類は死滅しないけど、戦争や核での人類同士の殺し合いで死滅する確率の方が高い気がする。
‥知らんけど。

それにしても豪華なキャスティングの雑な扱いがツボ。

グウィネスパルトロウ、ケイトウィンスレットが早々に死亡。

グウィネスに至ってはマット・デイモンと連れ子の再婚同士なのに浮気してるという、とんでもないアバズレ。

マット・デイモンも特に活躍しない心優しい一般市民のお父さん。

ジュードロウは、パンデミック禍で人々の不安を煽って一儲けするゲス野郎。

ローレンスフィシュバーンも、結局何も出来ていない。

良い。
パンデミック映画でヒーローを作らない。
潔い。

ただその分、盛り上がりません。

結局、不可侵領域を犯した人類への警鐘として映画は幕を閉じます。

地球にとっては、増えすぎた人類の存在は悪性のウイルス。
それを駆逐する為の抗体が、人類にとっての悪性ウイルス。

でも自分に近しい人がウイルスで死んでいたら、こんな感想は書けないと思います。
すみません。

chupakabra