劇場公開日 2011年6月11日

  • 予告編を見る

「話の筋とテーマだけであげたい。」さや侍 lotis1040さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0話の筋とテーマだけであげたい。

2014年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

ああ、この映画の主人公は野見さんであると同時に松本人志そのものなのだな。いつものパターンなのだなと思った。
ただ、いつものパターンがとてもいい。

これはやることなすことけなされてしまう松本そのものだ。
この映画の主人公は本人でもよかったかもしれないが、最後のあの迫力はこの人じゃないと出ない。
そこだけは演出の凄みを感じた。

しかし、だがこの映画の肝というか惜しいところをあげつらうなら、それはそれで山のように出てくるのである。
それを一口に言うなら過多であるというふうに言えるだろう。
そんなこと言わなくても大丈夫だという台詞が多い。
むしろそれは入れちゃだめなところだろうという印象だった。
演出にもそれは言えることで、こんなことしなきゃいけないのかと飽きてくる。似たようなことをやってはいけない。
似たようなことをやるのだったらそこに何かが必要なのだ。
ボケたらツッコミが必要なのだ。
それは観客であってもいいだろう。

退屈という意見もあったようだが、それほどそこは感じなかった。

全体通せばぼちぼちだったように思う。

lotis1040