劇場公開日 2011年6月11日

  • 予告編を見る

「3作目にして映画らしくなった??」さや侍 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

3.53作目にして映画らしくなった??

2011年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

松ちゃん、前作『しんぼる』から随分と真逆に方向転換したのね、という。
時代劇行きますか!?という。
サプライズとオリジナルにこだわる、或る意味「天才松本人志」らしいちゃ、らしいのかもしれないですけどね。

『大日本人』『しんぼる』までは、松ちゃん色が濃かったですよね。
ああ、松ちゃんの映画だ、という。松本印だ、という。
自分は松本信者なんで、彼が映画を撮ったと聞けば、無条件で映画は観に行くのですけども、『しんぼる』までは松ちゃん“らしさ”を楽しめたのかなー、という。
今回は、その“らしさ”がナリを潜めたのか、やっと本格的な映画を意識したのかなー?そんな印象。
刺客三人組やタコ藩イカ藩だのと、多少のおフザケは松ちゃんぽいんですがw
だからかなー、どう扱ったらいいのかなー。

いやあ、んー、俺はズルいと感じたんですよ。

そのズルいというのは、まあラストに集約されるんですけども。
あのシーンなんですけども。
あんなん、誰でも泣くでしょ。
あんなことされたら、そりゃ泣きますよ。
自分、涙がボロボロ流れちゃって、あーっくそ!!!!あーっくそ!!!!てなって。
なんか悔しかった。今も悔しい。

あそこで泣かされたら、もうね。
酷評も絶賛もさせてくれない。

あ、だから天才なのか。

ロロ・トマシ
ロロ・トマシさんのコメント
2011年6月12日

chiisanahimawari様、コメント有難うございます。
これ、読んでくださっているかな。
あんなに丁寧なコメント、自分には非常に勿体無く、レビューに書いて頂いた方が?とw俺個人に向けられて、何ていうか、非常に光栄というか、有り難いというか…

自分は、天才松本人志として、彼の映画をどうしても見てしまう。
色眼鏡を外せ、と『しんぼる』のレビューでは書いたんですけども。
それでも、松っちゃん的な何かを期待してしまう。
今回のさや侍、これは松本的映画としては、らしさが消えたなー、と思ったんですね。
んで、ラストまでは「う~ん…」という感じ。そして、あのクライマックス。
あのサプライズ。号泣ですよね。
この人、やっぱり天才なんですね。

これからも、彼の映画は見続けていきたいと思ってます。

ロロ・トマシ
chiisanahimawariさんのコメント
2011年6月12日

久々に劇場で映画を観て、 面白い時間を過ごせました。
ネットで、試写会を見た人の意見を参考にして、映画館に行こうと思いましたが、
酷評している人が多くて、一旦は迷ってしまいました。でも観て ほんとうに 
よかったと思います。一緒に行った妻は,寝てましたが・・・・・。(妻は、どんな映画にも全く興味がありません。)
なんせ 私は、人前で泣くのも、笑うことも隠したいほうなので、次から次と、こみ上げてくる笑いを押し殺すことで、必死でありました。
野見さんてゆう、今まで見たことのない素人の方が、何年も役者をやってた人みたいに
いつの間にか、自然に違和感なく見えていたのは、ストーリーがいいのか、松本人志監督のなせる技なのか、あたかも さや侍が、実在していたかのような、錯覚に陥っていました。
最近のテレビドラマの傾向として、子役の人が活躍していますが、この映画も子役の熊田さんの演技が、考えられないくらい光っていて、感心しきりでありました。(こんな子供が欲しい・・・。)
私は、周りの人の意見に、とても惑わされ易くて、情けないのでありますが、この映画が、造りにしても、笑いにしても非常にベタだと 或る人が、書いていたことを思い、
人の感性とは、かくも違うものかと あらためて人の世の深さを感じました。
今更ゆうまでもなく、松本人志とゆう人は天才だ!!
最後に、あんなに泣かされるなんて・・・。あのシーンを見ていない誰かに、言いたくてたまらない衝動に駆られますが、これは人としてのマナーに反しますので、我慢しようと思います。本当に、久々に得した気分で、一人 ニンマリ しています。

chiisanahimawari