劇場公開日 2011年7月16日

「ありのままの青春」コクリコ坂から ぴょんぴょんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ありのままの青春

2016年8月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

わざとらしい冒険展開とかあからさまな起承転結の無い、ある女の子のありのままの青春をスケッチしたといった感じの映画。

主人公のうみちゃんが周りからメルと呼ばれているのに途中まで気付かなくて「え?説明とか紹介は無いの?」と思った。
でも、あえて色々な説明を省かれ最小限の状況説明しか与えられない事で、まるで自分がそこにいるかのような臨場感ある空気を感じられたような気もする。
そのせいで最後まで名前を覚えられない主要人物もいたけど…笑
場面の転換があまりなく口上で進む場面が多かったので、小さい子が観たらあまり理解出来ないかも。
というか、この映画は青春や恋愛という道を1度は通った人が観るべき、うん!
レトロでどこかノスタルジー漂う昭和の海辺の町で、少しの運命と偶然に翻弄される少年と少女。
2人の心情に自分の青春を重ねる人もいるんじゃないかなあ。

今まさに恋を始めようとしてる人に見せたい映画かも。笑

ぴょんぴょん