劇場公開日 2011年2月11日

「葉子の過去!」あしたのジョー kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0葉子の過去!

2018年10月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 白木葉子がドヤ街出身であり、涙橋を渡り金持ちになったことでいじめられ、過度の憎しみを抱くようになった。しかも人間に対してでなくドヤ街そのものに対してだ。他にも若干の原作との違いはあるが、この点が一番大きい。そして、ドヤ街一帯を買い取り、巨大なスポーツ施設を建設したいと目論んでいるのだ。力石が少年院(?)に送られた理由も、ある記者が白木葉子の過去を暴露しようとしたため、その記者を半殺しにしてしまったからだ。

 どうなるかことかと思っていたけど、かなり見れる実写化映画だ。丹下段平が香川照之だったとわかった時点で違和感があったりもしたが、途中からしっかりとハマっていて、おっさんにしか見れなくなってくる。力石役の伊勢谷の減量も半端じゃなく、ガリガリ感が不気味なまでに輝いていた。67キロを57キロに、体脂肪率を15%から3%にまで落としたらしい。

 何しろ、ファンによる力石徹の葬儀まで行われたのだから、矢吹ジョーの永遠のライバルであることは間違いなし。試合もたっぷり味わえるのだ。それでもエンディングに向かって蛇足めいた部分がかなり長い。もうちょっとスッキリしていたら4点・・・

kossy