インフェルノのレビュー・感想・評価
全316件中、121~140件目を表示
原作を読んでから観たい作品
この手の謎解きやスケールの大きな作品は事前に原作を読んでおくとストーリーがすっと入ってくると思います。特に今作は原作とエンディングが異なるので、対比する楽しみもあります。映画自体の出来はまあまあですかね。
1,2作目に劣って物足りなさしか残らない
•内容
シリーズで一番つまらない
期待した、主題歌大演奏&ラストの押しの一手&どんでん返しが…ない
あれが一番の楽しみだったのに
ネズミの再登場が一番の盛り上がりなのか?
美術品を通しての謎解きもイマイチ…
シワシワジジババの色恋話も妊婦もいらない
もっと謎解き&ミステリーを盛り込んで欲しかった
ヒロイン(Felicity Jones)が唐突に謎解きに参加する不自然さ
それ以上に気になったのが、アイメイクドロドロな下まぶたが真っ黒のパンダメイク
汚らしい
全体を通すと、1,2作目に劣って物足りなさしか残らない
•配役
最近よく見かける【申し訳程度】に、上役に有色人種を配置
実際は、有色人種はそのポジションにはいないのにハリウッド映画になると上役は有色人種だらけになる不自然さw
ちょっと路線変更かな?!
以前「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」を劇場で見て,最近テレビで放送されたものも見て,バッチリ復習して臨みましたが,その必要はなかったです。ラングドン教授がその専門知識を生かして,過去に宗教や芸術にまつわる謎解きをしたという設定がわかっていれば,それで十分です。
今回もやっぱり美女と行動を共にし,美しいイタリアの街を舞台に謎解きに挑戦します。見ているだけでイタリアに行ったような気になり,それだけでも劇場で見てよかったと思えます。ストーリーも序盤から謎の連続で,誰を信じていいのかわけがわからず,ドキドキの展開で最後まで観客を飽きさせません。そういう意味では,期待を裏切らない作品だと思います。
でも,前2作と比べると,作品全体のテイストがちょっと変わったなと感じます。前作までは,歴史的事実に宗教や芸術を絡めて新たな解釈を加え,埋もれていた謎を解くような展開で,これが作品の大きな魅力になっていたと思います。しかし本作で解く謎は,生物学者ゾブリストがダンテの「神曲」を借りて仕掛けたものです。したがってそこには歴史的な新解釈や発見はなく,謎解きが終わっても「ほ~,なるほど」って感じになりません。まあ,そのおかげで,前2作に比べて格段に理解しやすくなっているともいえますけど。
本作だけ見れば,十分に楽しめる1本で,多くの人におすすめできます。ただ,シリーズの流れで見ると,ちょっと物足りないかも。自分は,前作までの歴史ミステリーな感じのほうが好きですね。
良くも悪くも低レベル
小説のファンだったり、
サスペンス映画ファンだったり、
美術ファンだったり、
西洋の文化や歴史に詳しかったり、
神曲を通読していたり、
そんな人には物足りない。
でも、大多数はそうじゃないし、
普通の人が「話題だから」と予備知識無しで観に行っても、
それなりに楽しめると思う。
それに、余りにマニア受けのものをハリウッドで作ると、ビジネスとして成立しないしね。
何が凄いって
個人的にここ数年で旅行したところばかりが撮影地で、観てて楽しかったです。
フィレンツェ、ヴェネツィア、イスタンブール行った行った的な(笑)
ラングドン教授はずーっと具合が悪そうで、私も具合悪くなりそうでしたが。
謎解きと味方か敵が分からなくて引き込まれる。
三部作の最後の作品で期待を裏切らなかった。人類を救うため、謎解きのアイテムが出て来て、敵か味方かわからない中、都市を駆け巡り主人公役のトム・ハンクスははまり役です。どんどん引き込まれて行きます。
犯罪のスケールは大きくなったけど、謎のスケールは縮んだかな?
シリーズ過去作と比較すると、謎解きよりアクションの比重が高くなっていたと思う。
この作品に限らず、複数国が舞台となるアクション映画全般に言えることだが、移動時間が短くないですか?…と。
クライマックスの病原菌の攻防戦、あんなに大挙して捜査陣が現場に入ってるのに、女と初老の学者が水中肉弾戦って、どうなの?…と。
まぁ、気になる部分はあったものの、面白かったです!
とてもよかった、愛とは
「ロバート•ラングドン」シリーズの最新作にあたる今作品。ダヴィンチコード、天使と悪魔に続く第3作目である。歴代の作品は、少し難しかったりと、内容がわかりにくいところがあっただろうが、今回は、歴史的知識はあまり必要とされておらず、アクションであったり、ホラー要素も組み込まれており、とても魅力の詰まった映画であると言える。
物語の序章から、ホラー映画のような映像が観客の心をキャッチした。そこからの物語の展開は、凄まじく、観ていて心臓の高鳴りを感じた。
前作と今作の根本的な違いとは、作品の重点が、ロバートに強く置かれている点である。前作は、彼の周りで起こった事件を、歴史的な観点から推理し、解決に導く流れであるが、インフェルノでは、ロバートそのものが事件の中心にいるため、話の展開が、前作とは大きく異なっている。
内容の面においても、ダンテの書いた「神曲」、そしてデスマスクにかけて、わかりやすくなっているため、観客側も飽きずに観ることが出来るのではないか。この映画が、最も伝えたいことは、愛、である。愛のために世界を救おうとし、愛のために自らを犠牲にし、愛のために死を選んだ。様々な愛の形が、話の展開から脱線しないように、わかりやすく作られている。今までの作品では、あまり語られなかった、ロバート自身の恋も描かれているので必見だ。
また、前作と同じように、ヨーロッパの綺麗な建造物、景色にも心を打たれた。もはや、このシリーズの、見どころの一つとなっていることは、確実である。
原作ラストの方がいい
原作とは違ったラストが、この映画を佳作で終わらせてしまった。
人口増加を食い止めるため過激な手段を声高に叫ぶ科学者(化学者)、それを食い止めるため奔走する主人公ー。
昨今手あかにまみれた題材を扱いつつも、インフェルノが他の作品と一線を画していたのは、主人公の力及ばず実際にウイルスがばら蒔かれてしまったという、驚きの展開があればこそだった。
しかもそのウイルスは毒性のあるものではなく、一定の人間を不妊せしめるために遺伝子を書き換えるというものだった。
主人公は、失敗する。
だが、ラングドンと仲間は諦めず、これから何年かかっても解決すると意志を強く持つ。
これから先どんな災難が人間に襲いかかろうと、困難に屈せず前向きに動き続け、立ち向かい続ける人間がいる限り、未来は決して暗くはないといういわば作者からのエール、そして人間讃歌へと物語は昇華していたのだった。
今回はダンテ自体の謎解きではなく、ダンテを敬愛する科学者が彼にまつわる美術品を暗号の道具として利用しただけにすぎず、はっきりいってシリーズ一、知的好奇心が満たされないものだった。
それでも【ロスト・シンボル】がすっ飛ばされてインフェルノが映像化されたのは、スピード感のある追跡と逃亡、ダンテの描く地獄に現代社会が近づいているのではというイメージが、強烈なメッセージ性をもっていたからだと思う。
即死に至らせるウイルスではなく不妊という緩慢的な死に向かうウイルスは、実は種の保存の観点からは正しい道なのかもしれないと読者に思わせる説得力さえもあった。
何の影響を恐れたのかわからないが、製作サイドでも様々な意見があったのでは?と推測する。
しかしこのラストなくしてインフェルノの本当の魅力は伝えられないと思うと、非常に残念。
ノンストップで繰り広げられる、壮大な歴史ミステリー!!
【賛否両論チェック】
賛:前作までの知識は不要。誰が敵か味方か分からない中で、歴史的美術品に隠された暗号を辿り、謎を解いていく主人公が痛快。ラストに至るまで、ハラハラさせられること請け合い。
否:序盤の幻覚のシーン等、怖めのシーンが多いので、苦手な人には向かないかも。
序盤から記憶を失い、訳が分からぬままに追われる身となるラングドンの模様に、いきなり引き込まれます。過激な活動家が遺した“道”を手がかりに、誰が敵か味方かも分からない状況下に置かれながらも、人類の危機を救うために奔走する主人公が印象的です。
それから何といっても、このシリーズの最大の魅力である、仕掛けられた壮大な謎解きがイイですね。美術品の数々に仕組まれた暗号から、主人公がどこまで謎に迫れるのか、一緒にハラハラさせられること必至です。
若干ホラー映画みたいな描写もあったりするので、苦手な人には向かないかも知れませんが、ミステリー好きには絶対オススメの1本です。
全316件中、121~140件目を表示