劇場公開日 2010年9月18日

「なぜ3Dなのか。」THE LAST MESSAGE 海猿 aotokageさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0なぜ3Dなのか。

2010年10月1日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

なぜ3Dなのか。人気シリーズで予算がとれるから?
今回は、3Dで制作することを前提に、巨大な天然ガスの採掘プラント〈レガリア〉が舞台になってる。

台風接近で荒れる海原、手前の海保巡視船とその奥にそびえ立つ巨大建造物〈レガリア〉…たしかに浮き出て見える。
あちこちに張り巡らされたむき出しの鉄骨や天井から垂れ下がる鉄の鎖やケーブル類、鉄柵の下は、吹き抜けとなって下層が見えるなど、施設内部にも3D効果はあった。
でも、人物の場面では少し奥行きが出るくらいであまり効果はない。
昔の映像も、わざわざ3D化してたが、意味ないと思う。
せっかくの3Dだから、私は3Dで見ましたが。

冒頭、下手な前置きは抜きにして、いきなり危機的状況のレガリアでの救出活動からはじまるのがいい。
前作と似たような展開ですが、仙崎と組むのが新米の潜水士服部。
ヘタレキャラだったのが、仙崎に感化されて成長していく。
怒鳴って鍛えるのではなくて、やさしく諭し自らの行動で潜水士の誇りと使命を教えるところもよかった。
国益国益と叫ぶ内閣参事官と人命救助を信条とする元上司下川のやり取りもお決まりとはいえ、魅せてくれます。

最後はああなるだろうとわかってはいたが、ハラハラドキドキしてしまった。
やはりこれで終わりではないですよね。

aotokage