劇場公開日 2009年8月1日

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「“ほっこり”させられる」ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0“ほっこり”させられる

2010年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

プレビューにもある通り “ほっこり”させられるという言葉がぴったりの 映画。

ハウエルズ家、父親の葬儀に 家族や親類が集まってくる。 それぞれが いろんな悩みや問題を抱えつつ、参列し… そこでいろんなハプニングが起こるという ストーリー。

頼りない兄に マシュー・マクファディン。 彼の哀愁ただよう表情と、つねに冷静でいようとする態度が なぜか滑稽で とても良かったです。 プレビューで弔辞を述べる(叫ぶ)シーンは、なんだか 心にグッとくるものがありました・。☆

有名小説家の弟に ルパート・グレイヴス。 兄より自由気ままに生きてますって感じが ありありで、またしっかりしているようで だらしないのも 弟らしく、彼の演技もよかったです。

未亡人サンドラ役に ジェーン・アッシャー。 悲しみにくれるも 好き嫌いがハッキリした 気難しい母親(姑)役を うまく演じてました。

車いすの頑固ジジィに ピーター・ヴォーン。 歩けないのに ワーワー騒いで、手のかかる 口の悪いジィさん、面白かったです!

故人の姪にあたるマーサ役に ディジー・ドノヴァン。 清楚なイメージとは裏腹に すっごく気が強くて 口が悪い。 インパクトある演技、サイモンへの愛も よく伝わりました。

その恋人サイモン役に アラン・テュディック。 この人が 本当によかった!(笑) お薬がよく効いた演技は サイコーでした・。☆

その他の人たちも、みんな個性的で とても面白かったです。

お葬式という 厳粛な雰囲気の中で、独特の笑いを醸し出す。 フランク・オズ監督は すごいと思います!!
日本の『お葬式』も面白かったけれど、他国のお葬式+家庭の事情を垣間見るのは 新鮮・。★ また “そこに愛がある”というストーリーが いいですね。

音楽も バックグラウンド(お家・お庭の雰囲気や、棺や 小物にいたるまで)も すごく計算されてる感じで、完成度高いと思います。

「さいごは笑って サヨウナラ・。☆」 もう一度観たくなりました。

Blue