スラムドッグ$ミリオネアのレビュー・感想・評価
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誰でも観易く楽しめる痛快作
いきなりジャマールの拷問から始まる「半分ネタバレ」でスタート。本気か?と思ったがこれがこの作品の肝。
ジャマールの幼少期から始まって、最終的にTVでヒーローになるのを描いても面白いとは思うが、物語に入り込むまでに時間がかかる。それを「何でこんなことになってるの?」と観客に思わせることが、非常に強い掴みになっている。
無学のジャマールが難問を、まあかなりしんどい経験値だけで解答していく。その際に多用されるフラッシュバックで描かれるインドのスラムは、ジャマールが生きてることがかなりラッキーだと思えるほど壮絶。彼らの生命力たるや凡人ましてや日本人の比ではない。その逞しく生きていく様を痛快に描いているところも素晴らしい。
ラティカに全く興味が無かったサリームが、その後彼女の近辺にいた図々しさには首を傾げたが、それもラストのためだったのかな。何はともあれ、流石のダニーボイルでした。
余談ですが、この映画を題材にしたクイズをダウンタウンのTVでやってましたが、あれは番組の1コーナーで済ませるのは勿体ないくらい面白かった。
貧しい少年がミリオネアで一発当てるというだけの話だと思っていたので...
貧しい少年がミリオネアで一発当てるというだけの話だと思っていたので、今まで見なかったが、いざ見てみるとその裏に多くのドラマが隠されていて非常に面白かった。
一瞬も目を話すことができなくて、最後までスリルが続いて一気に観てしまった。文句なし!!
頑張ってもう一回観た
大変素晴らしい名作映画ですが、主人公以外の子供のつらい場面が記憶に強烈に残りもう一度観れずにいました。
頑張ってもう一度観ましたが、やはりインドの一部のスラムの子供達が今でも同じような目にあっているのかと思うと涙なくして観れません。
やはりもう一度観ろと言われても無理です。ダンサーインザダーク並に観たくないです。でも名作です。
インドの貧困層であった少年ジャマールはTV番組のミリオネアに出演す...
インドの貧困層であった少年ジャマールはTV番組のミリオネアに出演する。次々と問題に正解するが、無学であるジャマールは不正の疑いをかけられる、、、
実はヒューマンドラマであり、ジャマールの過去のに釘付けになる。辛いシーンもあるが素晴らしい作品でした。 https://t.co/inOR616Nct
I felt difficult feelings...
It's hard for me to watch this movie which has different environment as slum I never had experience... I felt difficult feelings like as sad...😰
原作の時点で☆5
そもそも原作が素晴らしいので、映画も面白くなければおかしい。(そうでない映像も多々あるが)
原作も映画的な演出が多かった印象があるので、このレベルに仕上げるのにそこまで苦労はなかったのではないかと思う。
ただ、やはり2時間程の映像にまとめると原作に散りばめられていた様々な伏線やメッセージを秘めたエピソードを削らざるを得ない為原作のカタルシスを知っていると物足りなさは否めない。
けど、いい映画です。インドの空気や熱が伝わってくる映像表現は良かった。もちろん最後のダンスもね。
インパクトはある。 スラムの現実。カルカッタでは、親が片足切って子...
インパクトはある。
スラムの現実。カルカッタでは、親が片足切って子供に同情で物乞いさせたり・・・。生きていくにはちょっとした盗みもするし、仲間を見捨てることも。でもそうしないといけない現実。日本人の自分たちがその事件に対して偉そうに物申すことははばかれる、
そして宗教の現実。共存という概念はないだろうから、淘汰されてしまうんだろう。前インドに行ったとき、インド人から、カーストはヒンズーだけでなくイスラムにもあって、結婚も同じカーストでないとできない、と聞いた。
スラムや宗教のことはNGOに関わっているだけに知っていて、さして驚くことはなかったが、やっぱり映像のリアリティはすごく伝わってきた。
サリームやラティカは途中の数年空白になっているので、3人の動向を平行に並べて、それが1つにまとまっていくような内容にすればもっとよかったのでは・・・と思う。
これは見ごたえあり!
「インド映画かな~」なんて勝手に思って観てませんでした。
全然違うし。監督、ダニー・ボイルじゃん!
話が過去と現在と行ったり来たりするし、PG12的絵もあったりしましたが。ぐいぐい引っ張られていきました。
なるほど、そうやって答えがわかったのかとか、50/50とテレホンを使う場面は、「そう来るかー」と。
観てよかったです。
It was Destiny
スラム街育ちの青年が成長していくストーリーがていねいに描かれている。彼の大金獲得は彼の運命であった。ラブストーリーもある感動のラストシーンを見どころ。
インド版サクセスストーリー
サクセスストーリーの話。だが描かれているインドの底辺層の生活は結構辛い。特に物乞いの組織化の辺りはかなりしんどい。離れ離れになった女の子の再会を目指す辺りや闇落ちして行く兄の話などエンターテイメントの要素満載。最後は感動。
日本のクイズ・ミリオネア思い出しました笑 主人公のジャムールが次々...
日本のクイズ・ミリオネア思い出しました笑
主人公のジャムールが次々と問題を解いていくことがこの映画の醍醐味ではない。
問題がジャムールの人生に沿ったものであり、それを物語る所がこの映画の愛や勇気を感じさせてくれる。
最後の問題だけ、彼は答えられない。
三銃士の最後の1人だけ彼の人生の中で名前が出てこないのだ。
運だけを頼りに答え見事に成功する。
問題に答えられた事、彼女にまた再び会えた事。
この二つの奇跡が同時に起こったことに人生に勇気を与えてくれるのだと思いました。
しかし、インドの社会は悲惨だなと改めて思いました。盲目の歌手の方が2倍稼げる。そのために歌えた子供の目を奪うなんて……
インドの社会状況も知れるいい作品だと思います。
残酷過ぎる現実を越える純愛に生きる希望をもらえる映画
ずっと見たくてないなかなか見れなく、飛行機でたまたまやってて初めてみました。
今、自分に起きてるつらいことなんて些細な問題で、どんなにキツくても諦めないことの大切さと、人を本気で愛することの美しさをシンプルで衝撃的なストーリーだからこそ深く染みました。
スラムで育った一人の青年がミリオネアに出場し、見事に全問正解するサクセスストーリーですが、1000万ルピーを手にした時点で、番組の司会が詐欺罪で警察に突き出してしまう。
無学のシャリーフが全問正解まであと1問まで辿り着くのは確かに奇跡。警察も詐欺と信じて疑わず、そのミリオネアでの回答一問一問を見直しながら、なぜ解けたかを検証していくのですが、そこにはインドのスラムで育った壮絶で劣悪で、非道な経験、その中で出会った唯一の肉親である兄、幼馴染で恋心をいだくラフィアの3人で道を切り開き、成長していく。その過程が問題の一問一問にはまって、無学の青年が問題を解いていくというものでした。
ただ、このインドのスラムという環境…想像を絶する環境で、途中なんど目をそらせたことか…。ただ、これ、たぶん現実なんだよな…と改めて思うにつれて、心が痛くなる。
そして、その想像を絶する現実の中で、兄とラフィアは自ら道を切り開くことを諦め、現実的に生きることを選択する。シャリーフはラフィアと引き離されては探し出し、自らの運命を開いて行こうとする。
途中途中で、シャリーフがラフィアを見つけては、ラフィアは現実から抜け出せず、兄はマフィアの部下として弟とラフィアを引き離し続ける姿や、3人がスラムを必死で生き抜くすがたに、やはり生まれ持った運命は変えることができないという諦めを嫌という程感じらせられるし、ある意味で本当に救いのないほど現実に生きる事がつらいことであると思い知らされました。
誰もが、今の現実に甘んじるしかない環境の中、決して諦めずにミリオネアの最後の問題に到達した弟の姿に心を打たれた兄は、裏切り続けてきたシャリーフとラフィアに自らの命と引き換えに最後の手助けをし、シャリーフは最後の問題…全く回答がわからない中、4択を正解させ、ラフィアと運命の、そして、もう引き離されることのない再開を果たす。
最後のシーンでシャリーフがラフィアに「運命だよ」と言って、キスをするシーン…めちゃくちゃ泣いたし、ただのサクセスストーリーではなく、どんなに劣悪な環境に置かれてても、諦めずにひたすら行き続ければ運命を開くことができる…その劣悪な環境というのが、想像を絶する環境なだけに、その運命という言葉がより説得力を持ったラストシーンでした。
スラム街育ちで無学の男がミリオネアで億万長者になる。 がしかし、そ...
スラム街育ちで無学の男がミリオネアで億万長者になる。
がしかし、それはインチキだと疑いをかけられ警察に捕まってしまう。その中で彼がどのように無実を証明していくのか。
またなぜその無学の少年は問題を次々に正解していけたのか。そこには愛があった。
スラム街育ちの少年によるサクセスストーリーかと思いきや、人生や愛を描いた壮大なストーリーとなっている。ラストシーンではこの映画を見ているあなたも感極まってしまうでしょう。是非ご覧あれ
やっぱり最後は踊るのね、インド。
インドの歴史や情勢がよくわかった。
みのさんポジションの人にはすっかりだまされた。
やっぱり最後は踊るのね、インド。
2010/1/17 @会室
原作とは違う雰囲気
原作の「僕と1ルピーの神様」が好きすぎて、さらにアカデミー賞も取ってるだけに期待しすぎてたのかな。正直ストーリーに魅力を感じなかった。
映像としてはかなり完成されてて、かなりレベルの高いものなんだと思うけど、ところどころのセリフが残らないというか、見終わってアレ?って思ってしまった。
本とは登場人物もストーリーも違うから、正直原作として捉えるのは間違いなのかもしれない。まあでもコインは残して欲しかったなあ。
偶然が導いてくれるんじゃなくて、偶然もひっくるめて運命は自分で決めるもんだっていうキーとして。
うーんモヤモヤ。
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