劇場公開日 2008年12月20日

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「ホラーではなく、お話に浸りたい人向けの映画かな」永遠のこどもたち 麦茶さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ホラーではなく、お話に浸りたい人向けの映画かな

2013年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

単純

この映画はホラーというより、お話に浸りたい人向けの映画かなと思います。

所謂「夏に見たいな」というホラー映画ではありません。

他の方のレビューにありましたが、

どこか絵本的で、登場人物たちの運命の捉え方がおとぎ話のようにも感じました。

尺も100分強あり、大部分が静かなつくりになっているので、

ある程度気持ちの余裕を持って見るといいかと思います。

序盤はホラー要素はかなり抑え目で、

登場人物たちを情報を与えすぎない程度にちゃんと描いています。

事件?が起こり始めてからも、決して急がず

クライマックスに向けて盛り上げていくところがとてもいい。

ただそのスピード感が人によっては退屈に感じてしまうかもしれません。

オチはまぁ予想できるものの

積み立てがしっかりしているせいか、ガッカリ感は特になく、

ラストまで見て、なんというか「納得」してしまいました。

最後にこれは趣味の問題だと思いますが(※まだ見てない方はここで引き返してください!)

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最後のカットはアレを拾った後、

ドアが開いたところでエンドロールに行って欲しかったかなと。

あの表情のアップは私としては蛇足に感じてしまいました。

まぁあくまで私の趣味ということで、一人でも共感してもらえればうれしいです。

麦茶