劇場公開日 2008年8月23日

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「陪審員に必要な能力とは」12人の怒れる男 tanikamaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0陪審員に必要な能力とは

2020年2月2日
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十二人の陪審員のうち、無罪を訴えるのはただ一人。

無罪を訴える理由は、話し合いがしたいから。
それに反発する陪審員達。

しかし、有罪を強行に主張する人達に、果敢かつ論理的な推理でどんどん有罪となる証拠の矛盾を突いていく。

最初は、明らかに無理な逆転劇を始めようとしているようにみえたが、やる気の無い弁護士や矛盾だらけの証言など、無罪を主張するにたる根拠があることが段々と見えて来る。

証拠の矛盾が増えるたびに一人また一人と無罪派に鞍替えしていく陪審員。

固定概念に囚われること、言われたことを鵜呑みにすること、私怨に動くことなどをしては陪審員なんて務まらない。

一人の命が無くなるか否かの判断をしていることを自覚して、しっかりと考えなければならないと思わせる良作映画でした。

tanikama