ハードルが上がり過ぎたヒーロー映画をリセット
最近ヒーロー映画に対する世の中の期待が過剰になってはいないか。確かにマーヴェルはヒーロー物に新たな可能性をもたらしたし、追いつけ追い越せのDCも野心的な試みをしてきたように思う。ただ、肩ひじ張らずに楽しめるファミリー映画以上のものが観客からも求められるようになり、Twitter等で世間の感想を追っていても、思い入れが深すぎて「重いよ!」と言いたくなることがある。
その点DC系ヒーローが集結する「ジャスティス・リーグ」は、いろいろ不満点あれど、程よく楽しいお祭りムービーとしてちゃんと成立していたと思う。スーパーマンを肴に神と人間について考察したり、バットマンから善と悪の境目の曖昧さを感じ取ったり、そういう映画にはそういう映画の役割や面白さがある。でも今回の「ジャスティス・リーグ」は「お待たせしまいた!全員集合!」ってことでいいのではないか。しかもワンダーウーマンのガル・ガドットの魅力はもはやアンストッパブルですな。

- バッハ。さん / 2017年11月30日 / PCから投稿
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- 評価: 3.5
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