トカゲ女

劇場公開日:

解説

ある女性作家が小さな木箱の民芸品を買ったところ、中に封じ込まれていたヤモリの悪霊に憑依され醜悪な“トカゲ女”と化すホラー。監督・脚本は「正義の華」のマーノップ・ウドムデート。出演は「マッハ!」のルンラウィー・ボリジンダークン、「悪夢の夜に震える事実」のピート・トーンジュア、「メナムの残照」の矢野かずき。

2004年製作/99分/タイ
原題:Lizard Woman
配給:エイベックス・エンタテインメント/トルネード・フィルム
劇場公開日:2006年4月8日

ストーリー

タイ北部、チェンマイの山奥。日本の地質学者率いる調査団がある洞窟で、古代の住居跡と謎の木箱を発見する。その箱には、古代人間を苦しめたヤモリの悪霊が封印されていた。帰路、爬虫類の群れに襲われ調査団全員が謎の死を遂げる。女流人気作家クワン(ルンラウィー・ボリジンダークン)は、ヤモリの悪霊を題材にした新作ホラー小説を書き上げ、キャンペーンのためにチェンマイにやってくる。彼女はジャングルに住む部族の女性から小さな木箱の民芸品を買うが、その頃から巨大なヤモリの幻覚に悩まされ、自宅ではヤモリの糞が見つかるようになる。メイドのサイは呪術に詳しい甥のカリウムに頼んで、ヤモリを駆除し、柱に魔よけの印を描いてもらうが、クワンはその不気味な印を嫌い、すぐに消させてしまう。だが、クワンの幻覚はしだいにエスカレートし、同時に彼女の周囲の人間が見るも無残な死を遂げていく。そして、ついにクワン自身も悪霊に憑依され、おぞましい”トカゲ女”と化す。カメラマンのコウはカリウムからその悪霊は古代の呪術師によって生み出されたものでオスとメスの二匹がおり、大小二つの木箱に封じ込まれていたという話を聞き、その重大な事態を彼女の恋人で医師のウィトゥーン(ピート・トーンジュア)に説明する。カリウムは知り合いの呪術師にクワンの除霊を依頼。だが、クワンに憑いた霊はあまりに強力で、ウィトゥーンとコウが到着したときには、呪術師は逃亡し、カリウムは心臓を抜き取られて貪り食われた後だった。もはや暴走する”トカゲ女”クワンを止める術は何もなかった。ついに変わり果てた姿になったクワンを見つけたウィトゥーンは、愛という武器で彼女を救おうとするが……。

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