劇場公開日 2005年4月9日

「先生と生徒の視点で描かれる感動」コーラス 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0先生と生徒の視点で描かれる感動

2015年3月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

問題児が集められた学校「池の底」にやってきた音楽家崩れの男。問題児に悩まされるが、コーラスを通じて彼らの心と通じていく。
かなりベタな話だけど、見せ方がうまいので面白い。少年の将来の姿から、過去の先生の日記を通じて見せていく形になっているので、何十年後に先生の心の中を知ると言う所が、少年の視点にもなっていて、先生視点と生徒の視点で二重の感動があった。ここまで先生は考えてくれていたのか、ということと、実は一人の人間としての先生像というのが、健気でとてつもなく感動する。
純粋な気持ちを想起させてくれる良作。

夢見る電気羊