バンジージャンプする

劇場公開日:

解説

輪廻転生をめぐる時を超えた男女の純愛を描いた異色のラブ・ストーリー。「誰にでも秘密がある」で、美人3姉妹を次々に虜にしていく色男を演じたイ・ビョンホンが、大ヒット作「JSA」の直後に主演した作品。共演は、「ブラザーフッド」「永遠の片想い」に出演し、急逝したイ・ウンジュ。監督は、本作でデビューを飾った新人キム・デスン。

2001年製作/101分/韓国
原題または英題:Bungee jumping of their own
配給:IMX
劇場公開日:2005年3月19日

ストーリー

1983年、土砂降りの雨の日。大学生のソ・インウ(イ・ビョンホン)の傘の中に突然女性が入ってくる。白いブラウス姿の女性に胸をどきどきさせて、以来インウは彼女の姿を探し求め、晴れの日でも傘を手にして彼女が去ったバス停で何時間も過ごす。名前すら聞けなかったオクテぶりを悪友たちにからかわれていたそのとき、大学のキャンパスを横切る彼女の姿が見えた。同じ大学の彫刻科に学ぶ彼女の名前は、テヒ(イ・ウンジュ)。インウはテヒを見ていたくて、自分の必須科目はそっちのけで彫刻のクラスに忍び込む。ある日は、両手がふさがっているテヒの前にひざまずき、スニーカーの紐を結んであげて、言う「僕、テヒさんに魔法をかけました。物をつかむ時に、小指をこうやって立てるようになりますよ」。インウの想いはついに通じ、2人は山登りに行く。こともなげに崖っぷちに立ったテヒは、脚がすくんでいるインウに言う「私、ニュージーランドに行ってみたい。絶壁から飛び降りる人がいるらしいの」。インウはそれがバンジージャンプのこととは分からず、こう答える「いいぞ。一緒に死のう」。2人の楽しい時間が過ぎ、インウはある日、喫茶店のDJを通して愛を告白する。テヒは、入試の合い間に彫った自画像つきのライターを彼に渡して言う「いつか愛する人が現れたら、渡そうと思っていたの」。そして、「煙草を格好よく吸う人が好き」という彼女の言葉に、インウは悪友たちから喫煙方法の特訓を受け、同時に彼女をベッドに誘う方法も伝授される。時にはケンカをしながらも2人の愛は深まってゆき、兵役に行く夜、インウはヨンサン駅でテヒを待つ。「少し遅れても、絶対に待っていて」とテヒは言った。だが、朝になっても彼女は現れなかった。2000年3月、セヨン高校の新学期。国語教師になったインウは、担任になったクラスであいさつをする。この広い地球の中、このクラスで一緒になったのは、因縁だと。生徒たちに初恋の話を催促されたインウは、「一目見て恋に落ちた。雨の日に…」と呟く。はやしたてる生徒の中で、イム・ヒョンビン(ヨ・ヒョンス)が発言する。「一目惚れは単に体つきや顔が自分の好みだってことにすぎない。でも恋は、一目見た瞬間に落ちるんじゃなく、知ることだ。やっと出逢えた相手だということを」。それはまさにテヒと自分との恋を言い当てた言葉だったので、インウはドキリとする。それ以来、インウはヒョンビンの言動が気になり始める……。

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映画レビュー

4.0DVDゲットシリーズ、200円。 初恋を忘れられない主人公が時を経...

2022年6月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

DVDゲットシリーズ、200円。
初恋を忘れられない主人公が時を経てその恋を成就させる純愛物語かと。
違いますやん…いや待てよ、やっぱりそうかも。
よくもこんなことを考えついたものだ。なかなかに衝撃的。韓国映画恐るべし。
ある意味今の時代にマッチしてるかも。
タイトルへの答え 絶対してはいけません(笑)
哀悼、イ・ウンジュさん。あなたは美しかった。

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はむひろみ

3.0イ・ウンジュに「遅くなるかもしれないけど待ってて!」なんて言われると・・・男なら誰だって待ってしまいます。

2018年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 どうしてもイ・ウンジュの自殺を思い出してしまって・・・と、別の感情に支配されるのではないかと心配していましたが、何とか普通に観ることが出来ました。これも、意外と彼女の出番が少なく、ちょっと風変わりな輪廻転生を扱った内容のおかげでしょう。

 小指を立てる仕草や、彫刻したライター、スプーンのツ(?)という伏線が活きていたおかげで、構成の甘さも吹き飛んでしまうくらいの完成度になっていました。1983年と2000年の時代を、ラブホテルの内装やビョンホンのメイクによってはっきりと違いがわかるようにされていたし、2000年にならないとキラースマイルが出てこないなどの工夫がありました。

 韓国恋愛映画は雨のシーンが多いなぁと改めて感じました。また、『猟奇的な彼女』『ラブストーリー』『僕の彼女を紹介します』のエピソードを思い出すと、クァク・ジョエン監督はこの映画をかなり参考にしているんじゃないかと感ずるシーンがあります。傘の中に飛びこんだり、ホテルに入ったり、飛んだり・・・・

 映画館は平日昼間だというのにいつもより多く60人くらいの入り。しかも男は一人だけ。トラックのシーンで涙したのは、その哀れな男性客一人だけだったかもしれない・・・

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kossy

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