夕陽に立つ保安官

劇場公開日:

解説

製作も手がけている「腰抜け二挺拳銃」のウィリアム・バワーズの脚本を「続荒野の七人」のバート・ケネディが監督したユーモラスな西部劇。撮影は、ハリー・ストラドリング・ジュニア、音楽をジェフ・アレクサンダーが担当している。出演は「グラン・ブリ」のジェームズ・ガーナー、「ウィル・ペニー」のジョーン・ハケット、「西部開拓史」のウォルター・ブレナン、「六番目の男」のハリー・モーガンなど。

1968年製作/アメリカ
原題:Support Your Local Sheriff!
配給:ユナイト
劇場公開日:1969年12月9日

ストーリー

ありきたりの開拓村カレンダーも、金が発見されてからゴールドラッシュの渦にまきこまれけんか、リンチ、果たし合いなどが続き、町の空気は乱れる一方。そこで町長オリーは保安官募集の広告を出した。応募してきたのは、ジェイソン・マッカラー(ジェームズ・ガーナー)というヌーボーとしたガンマン。この男、強いのか弱いのか、利口なのか馬鹿なのか見当がつかない。保安官事務所はあるものの留置所にはまだ鉄格子がはまっていないという、その留置所にこの地方で横暴の限りをつくしているダンビー一家の息子ジョーが第一の客として来た。マッカラーの面前で人を撃ち殺したのである。おやじのダンビー(ウォルター・ブレナン)は息子奪還にすごんできたが、保安官はのんびり、鉄格子のない留置所で息子は神妙にしている。気味が悪くなってひき返した。一方町長の娘プルーディ(ジョーン・ハケット)は手のつけられないじゃじゃ馬だが、どうやら美丈夫のマッカラーにまいってしまった様子である。陣容をたてなおしたダンビーはジョーを奪い返そうと留置場を襲ったが、時すでに遅く、留置場には堅固な鉄格子がはまっていた。怒ったダンビーは次々と凄腕のガンマンを送ったが、すべてマッカラーは撃退。ついてダンビーは狩り集めたガンマンたちをひき連れて、町にのりくむことにした。町の人々はふるえあがった。ダンビー一家の殴り込みに対するのは、マッカラーと助手のジェイクとプルーディの3人。戦いは火ぶたを切った。が、気がつくと、捕らわれのジョーが広場に飾ってある大砲の筒先に縛りつけられ、マッカラーが火縄と葉巻を持って立っていた。勝負はついた。ダンビー一家は一網打尽である。マッカラーはプルーディと結婚、この町に腰を落ち着け、州知事となり、助手のジェイクが2代目保安官として睨みをきかせていた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0珍しい西部劇の喜劇

2014年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

総合60点 ( ストーリー:50点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 筋書きはありふれた西部劇そのものだが、その中に笑いを散りばめた変り種。小ずるいけど凄腕で掴みどころの無い主人公と町のドジでお転婆な娘が登場し、とぼけた台詞やお馬鹿な場面があちこちにあるし、特に前半はなかなか楽しかった。このままの雰囲気で最後までいってくれればなお良かったのだが、中途半端に危険が差し迫ってきた場面が中心となってきた後半はそれほど面白くない。

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