スティーブン・キング 痩せゆく男
劇場公開日:1997年1月25日
解説
ダイエットに挫折した弁護士が、事故で轢き殺してしまったジプシーの呪いによってみるみる痩せていく恐怖を描いた恐怖映画。人気ホラー作家のスティーヴン・キングの小説『痩せゆく男』(邦訳・扶桑社文庫)の映画化。監督は「チャイルド・プレイ」のトム・ホランド。脚本は「ビートルジュース」のマイケル・マクドウェル。 135キロから55キロまで痩せていく特殊メイクはマイケル・ジャクソンのMTV『スリラー』のグレック・キャノンが担当。製作はリチャード・P・ルービンスタイン、ミッチェル・ガリン。撮影はキース・ファン・ウーストラム。音楽はダニエル・ライト。美術はローレンス・ベネット。編集はマーク・ラウブ。主演は「ロボコップ3」のロバート・ジョン・バーク。共演は「アンカーウーマン」のジョー・モントーニャ、「マイ・ライフ」のマイケル・コンスタンティン、「シェイド」のカリ・ウーラーほか。スティーヴン・キングもドラッグストアの主人役で姿を見せる。
1995年製作/102分/アメリカ
原題または英題:Stephen King's Thinner
配給:東宝東和配給(アスミック提供)
劇場公開日:1997年1月25日
ストーリー
肥満に悩んでいた弁護士のビリー(ロバート・ジョン・バーク)はある夜、酔って車を運転し、ジプシーの老女(カリー・ワーラー)を轢き殺してしまう。ビリーは身の保全を図るため旧知の警察署長と判事に頼んで事故を揉み消した。ジプシーの長老のレキム(マイケル・コンスタンティン)がビリーの頬をなでて「痩せていく」という言葉を残すと、ビリーは翌日から痩せ始めた。最初はダイエットが成功したと思い込むが、いくら食べても体重は減り続けた。事故を揉み消した判事はトカゲのような鱗に覆われ、署長も顔が醜く変貌しそれぞれ自殺した。それがジプシーの呪いと知ったビリーはレキムの行方を探した。しかしレキムは呪いを解かない。ビリーはマフィアのジネリ(ジョー・モントーニャ)に頼んでジプシーたちに復讐を始める。レキムは取引に応じ、ビリーに呪いを解くパイを渡す。それを誰か殺したい人に食べさせなければならない。妻のハイディが医師のマイクと浮気をしたと思い込んだビリーはそれを彼女に食べさせた。翌朝ハイディはベッドの中でいちごパイ状の死体と化していた。呪いは解けた。しかし愛する娘もそのパイを食べてしまったことを知りビリーは愕然とする。ビリーがパイを食べて死のうとした時、マイクが訪ねて来た。ビリーは彼にもパイを勧める。
スタッフ・キャスト
- 監督
- トム・ホランド
- 脚本
- マイケル・マクダウェル
- 原作
- スティーブン・キング
- 製作
- リチャード・P・ルビンスタイン
- ミッチェル・ゲイリン
- 撮影
- キースウ・ファン・ウーストラム
- 美術
- ローレンス・ベネット
- 編集
- マーク・ローブ
- 特殊効果
- Greg Cannom
- 字幕
- 石田泰子