名探偵再登場

劇場公開日:

解説

ハンフリー・ボガート風を装った私立探偵が6人の美女を相手に大難事件に体当りする、従来の私立探偵映画のパロディ版。製作はレイ・スターク、監督はロバート・ムーア、脚本はニール・サイモンで、前作「名探偵登場」のトリオ。撮影はジョン・A・アロンゾ、音楽はパトリック・ウィリアムス、編集はシド・レヴィンとマイケル・A・スティーブンソン、衣裳はセオニ・V・アルドレッジが各々担当。出演はピーター・フォーク、アン=マーグレット、アイリーン・ブレナン、シド・シーザー、ストッカード・チャニング、ジェームズ・ココ、ドム・ドルイス、ルイーズ・フレッチャー、ジョン・ハウズマン・マデリーン・カーン、フェルナンド・ラマス、マーシャ・メイソン、フィル・シルヴァース、エイブ・ヴィゴーダ、ポール・ウィリアムス、ニコル・ウィリアムソンなど。

1978年製作/アメリカ
原題:The Cheap Detective
配給:コロムビア映画
劇場公開日:1978年8月26日

ストーリー

1940年代、第二次世界大戦のさなか。サンフランシスコの一隅に小さなオフィスをかまえる私立探偵のルー・ペキンポー(ピーター・フォーク)は、儲ってこそいないが、珍事件や難事件に追われ、多忙な毎日を送っていた。そんな中、彼の相棒が何者かに殺され、その未亡人ジョージア(マーシャ・メイソン)の証言で、なんとペキンポーが容疑者になってしまう。彼は早速真犯人探しにのりだした。この難事件には『12個のダイヤモンドの卵』と呼ばれる高価な美術品がからんでいることをつきとめる。それは、マルセル(ジェームズ・ココ)が経営しているカフェで、常連の小男のペペ(ドム・ドルイス)がその美術品を捜し出して欲しいと頼んできたからだった。そのカフェで、ペキンポーは、昔、彼が恋した美しいマルレーヌ(ルイーズ・フレッチャー)に会い、彼女の夫ポール(フェルナンド・ラマス)の国外逃亡の協力を依頼される。警察に追われる身のペキンポーだったが、マルレーヌのためにナチのシュリッセル大佐(ニコル・ウィリアムソン)や歌姫のベティ(アイリーン・ブレナン)の裏をかいてポール逃亡に協力する。モンテネグロ夫人(マデリーン・カーン)や大富豪のジャスパー(ジョン・ハウズマン)、その手下、ボーイ(ポール・ウィリアムス)、そして老人の美術収集家エズラ(シド・シーザー)や彼の若妻の美人ジョゼベル(アン=マーグレット)らの、複雑な陰謀にかかりペキンポーも窮地に追いこまれる。その間にも刑事たち(エイブ・ヴィゴーダ)の追求の手はのびてくる。まわりはみんな怪しい人間ばかりだが証拠はない。忠実な女秘書ベス(ストッカード・チャニング)も信用できない。事件は意外な方向へと展開され、さまざまな仕掛けが用意される。しかし、ペキンポーは、それらを突破し、ついに真犯人をつきとめるのだった。

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映画レビュー

1.0前作は良かったのに・・・

2020年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 殺された友人の探偵フロイド、しかも彼の夫人はペキンポーの愛人。主人公に容疑がかかり、対処する様で笑わせてくれる。前作での密室劇とは違い、普通の殺人事件を扱い、登場人物が多いためさっぱりわからない。しかも会話で笑わせるのが中心なので、ストーリーや犯人探しも興味が無くなってしまう。。。結局はフォークの一人舞台か。本筋が面白くないのだから、『カサブランカ』のパロディってのも面白くない。

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kossy

3.0前作と比較して圧倒的に向上

2017年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

総合60点 ( ストーリー:50点|キャスト:65点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 前作『名探偵登場』がひどかったので観るのをやめようかと思っていたが、冒頭が面白そうだったのでそのまま鑑賞した。随分とまともになっていた。

 登場人物が多くて分り辛く、特に相関関係が複雑なのが難点だが、それでも物語は前作と比較して一応まともな流れが出来た。今回は『カサブランカ』風の作品になっている。
 警察がすぐ横で聞いている中でもう一度と言われ「ジョージアよ」と答えたり、報酬の金の時計が音楽別にいくつも用意されていたり、あなたは戻ってくると言ったり(グラスを忘れたから)、今回はなかなかに可笑しくなっていた。

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Cape God
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