マッケンナの黄金

劇場公開日:

解説

ウィル・ヘンリーの原作をカール・フォアマンが脚色「死刑台への招待」のJ・リー・トンプソンが監督したアクション篇。撮影は、「プレイラブ48章」のジョー・マクドナルド、音楽はクインシー・ジョーンズが担当。出演は「アラベスク」のグレゴリー・ペック、「ファニー・ガール」のオマー・シャリフ、「追いつめて殺せ!」のテリー・サヴァラス、他にジュリー・ニューマー、キーナン・ウィン、リー・J・コッブ、エドワード・G・ロビンソンなど。製作は脚色も担当している「野性のエルザ」の監督カール・フォアマンと音楽家のディミトリー・ティオムキン。

1969年製作/アメリカ
原題:Mackenna's Gold
配給:コロムビア
劇場公開日:1969年4月5日

ストーリー

1872年、アメリカの南西部。荒涼たるキャニオンにある小屋は異様な雰囲気に満ちていた。インディアンが隠した黄金を探し求める無頼漢コロラド(オマー・シャリフ)と騎兵隊上がりのディブス(テリー・サヴァラス)などの部下の一団、それに、黄金の谷への道を知って捕虜にされた保安官のマッケンナ(グレゴリー・ペック)。古くからの因縁でコロラドはマッケンナへの復讐を思っているのだが、殺せば黄金の谷への道が分からなくなるというので、コロラドはいらだっていた。もう1人の捕虜である判事の娘インガは、少し前にコロラドに父を殺されていた。そして、そのインガにマッケンナの気持ちが傾いているのを悟った、マッケンナの以前の恋人ヘシュ・ケはいつかインガに復讐しようとしていた。こうした内部の葛藤の外に彼らには、共通の敵があった。アパッチ族の襲来を防がねばならないのである。そこへさらに黄金にとりつかれた町のおえら方たちも現れた。こうして黄金を求めて集まった20名ばかりの男女の間には、欲とエゴを中だちとする不気味な均衡が保たれていた。だが、フロンティアたちの黄金への夢はそれ自体が彼らに血を流させ、互いに殺し合いをさせる要素であった。マッケンナとコロラドの命を賭けた死闘が、そしてインガとヘシュ・ケの戦いが……。そこへ怒涛のようにアパッチが襲来してきた。激しい争いが展開、1人また1人と白人たちは倒されて行った。マッケンナ、コロラド、ディブス、インガの4人が生き残った。そして黄金は彼らの手に入った。が、その時地震が起こった。命からがら逃げたマッケンナとコロラド。ついに一騎打ちの時が来た。しかしマッケンナはコロラドを打とうとはしなかった。それぞれの方向に去る2人。その時、マッケンナはクラに黄金が隠されている馬が生き残っているのを発見した。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5皆で黄金ゲットの旅へ

2023年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

出だしの歌とナレーションが長くて正直退屈なスタート。
「ノリ」がコメディ調のアドベンチャーなのか、いまいちわかりずらい感じです。
一緒に待機してる老人から、黄金の逸話を聞いて踊りだす悪者達。話だけでノリノリになるかなぁ・・・(苦笑)
とにかく善人も悪人も、黄金欲しさに一緒に旅する話し。総勢30名くらい居そうな「黄金欲しい連中」が騎兵隊に次々と撃たれる中盤以降は結構面白かったです。

・美しい溜め池みたいな所でリラックスしてるのに、インディアン女は嫉妬?独り占めしたいから?わかりずらい場面だった
・この時代の映画によくある、テレビ放送90分だけではなく全編吹替えで観れます
・川を渡る、谷を登る~崩れるなど随所で手作りぽい部分があるが、景色(映像)は良好です

黄金みつかってから各人の攻防は本性が出ていたし、アクションシーンも悪くなかったので前半の退屈さが残念なんだけど、個人的にはまた観たくなる映画でした。

少々強引な演出だし物語としては単純ですが、現代の映像とは一味違う手作り感を私は評価します。

果たして悪役の人も、こっそり盗んでいたのかな...

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はむちん2

4.5これこそ娯楽映画

2022年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

アメリカ西部の秘密の谷に眠る、黄金のありかを示す地図を手にした保安官マッケンナ(グレゴリー・ペック)が、一獲千金を夢見る者たちに狙われる。特撮を駆使したスペクタクル・ウエスタン「マッケンナの黄金」。当時、テアトル東京で観た“シネラマ”の大スクリーンに炸裂するアクションと大西部の景観は忘れられません。
映画冒頭、ハゲタカの目線でスクリーンに映る迫力の荒涼たるキャニオンの映像。バックに流れる“ホセ・フェリシアーノ”が歌う「マッケンナの黄金」の主題歌「Old Turkey Bazzard」が、また映画の雰囲気を盛り上げます。当時、オリジナル・サウンドトラックのレコード買いました。
アカデミー特殊効果賞受賞作「ナバロンの要塞」(1961年)のグレゴリー・ペック(主演)と、J・リー・トンプソン(監督)が再び手を組んだ西部劇映画の大作「マッケンナの黄金」。共演は「ドクトル・ジバゴ」(1965年)のオマー・シャリフ。
グレゴリー・ペック、さすが名優です。オマー・シャリフも名優との共演で、しかも大役、頑張っています。
撮影半ばにして、 カール・フォアマン(製作)の持っていた1,450万ドルの予算が吹っ飛んだと言う逸話がある、これこそ娯楽映画。何度観ても面白い映画です。

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papatyan

3.5本当に残念な映画だった こんなに大きな構えで撮っているのに 場外ファールだ

2021年11月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

つまらない
がっかりだ

監督はナバロンの要塞を撮った人
そのよしみでグレゴリー・ペックが主演
脇をオマル・シャリーフとテリー・サバラスが固める豪華俳優陣
カメラの腕も良く素晴らしい絵が撮れている
クライマックスの特撮も見事
音楽はクインシー・ジョーンズ
キャッチーで耳に残る曲はないが、劇伴としては主張しすぎず水準は高い
主題歌のホセ・フェリシアーノの曲は良い曲で印象に残る
彼は盲目の歌手であるので、劇中のアダムズとかけているのだと思う
効果音など音響も1969年の作品なのに神経がなかなか行き届いて音場の広がりや音源の定位には快感すら覚えた

しかし、これだけ力が入った映画なのにつまらないのだ
そもそもグレゴリー・ペックが主演すべきではなかった
黄金で人が皆狂ってしまうというテーマなら、彼のキャラクターは一人冷静でテーマがブレてしまっていていったい何を言いたい映画なんだ?となってしまう

本当に残念な映画だった
こんなに大きな構えで撮っているのに
場外ファールだ

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あき240

3.0スペクタクル

2020年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy
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