ブラザー・フロム・アナザー・プラネット

劇場公開日:

解説

ある惑星の奴隷狩りから逃れ、地球にやってきた異星人<ブラザー>の、地球人との交流を描くSF。製作はペギー・ラジュスキーとマギー・レンジ。監督・脚本・編集は「セコーカス・セブン」のジョン・セイルズ。撮影はアーネスト・ディッカーソン、音楽はメイソン・ダーリング、美術はスティーブン・J・ラインウィーヴァーが担当。出演はジョー・モートン、ダリル・エドワーズほか。日本版字幕は菊地浩司。カラー、ビスタサイズ。1984年作品。

1984年製作/アメリカ
原題:The Brother From Another Planet
配給:ユーロスペース
劇場公開日:1986年5月31日

ストーリー

ニューヨークのかつての移民の窓口、エリス島に黒人の異星人(ジョー・モートン)が不時着する。やがて彼はハーレムの125番街に迷い込み、宿無しの妙な黒人という体で住み着いて、<ブラザー>と呼ばれるようになる。彼は人間の言葉をしゃべることはできないが、手のひらを当てるだけで傷をなおしたり、機械を修理することができる。<ブラザー>は酒場で知り合った男の世話で黒人の夫が蒸発しハーフの息子と暮す白人女性ランディ(キャロライン・アーロン)のアパートに身を寄せゲーム・マシンを修理する仕事を得て暮らすようになる。ある日、奇妙な2人組の白人(ジョン・セイルズ)(デイヴィッド・ストラーサン)が現われた。<ブラザー>は実は逃亡奴隷で、2人組は異星から彼をつかまえにきた賞金稼ぎの奴隷ハンターなのだ。彼らは奇妙な歩行や身振りで、<ブラザー>の周辺をかぎまわり、地元の人々を驚かせる。その地元の人々ーいつも酒場にたむろしているフライ(ダリル・エドワーズ)、スモーキー(レナード・ジャクソン)、ウォルター(ビル・コッブス)、酒場のマスター、オデル(スティーヴ・ジェイムス)、そしてランディらは日がたつに従って次第に<ブラザー>と親しくなっていく。<ブラザー>は奴隷ハンターから逃れながら、近所の子供たちにヘロインを射っているワル者を追跡しているぅちに、クラブ歌手マルヴァン(ディ・ディ・ブリッジウォーター)のポスターに惹かれ、彼女のコンサートを聴きにいった。そして初めて愛を感じ、ベッドを共にする。逃亡奴隷である<ブラザー>は自由を勝ち取る決心をし、まずハーレムの人たちを奴隷化している麻薬売人に復讐する。だが<ブラザー>も奴隷ハンターに追跡され、追いつめられる。そのとき、壁に書かれた仲間のサインを見つけ手を切った血でそこに何やら書き加える。すると数人の黒人が駆けつけ、<ブラザー>を救う。壁ぎわに追いつめられた奴隷ハンターたちは自爆してしまう。<ブラザー>を助けた黒人たちは、実は彼と同じように異星からの逃亡奴隷だったのだ。(ユーロスペース配給*1時間50分)

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0宇宙人が主役のヒューマン?ドラマです。

2024年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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Grey Fox

4.030年前に見てすごく面白かった記憶あり

2018年12月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

34年前、渋谷ユーロスペース(旧) へ、初めて行って観た映画。小劇場が初めてだったこともあり、記憶に残っている。
映画は、とにかく楽しかった記憶。皆で笑うのだが、外国人の方は字幕よりワンテンポ早く笑うので、字幕しか終えない自分は追いかけて笑う、みたいな感じだったことを鮮明に覚えている。ほんのすこしずつ損してるように感じて、「英語、聞けるようになろう」と当時は決意したんだった。
そのままやっていればなあ…

とにかく観て損はない映画です。

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CB
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