劇場公開日 1998年11月14日

「新しい東京ベイ東急ホテル周辺の整った街並みを見てたら、トゥルーマン...」トゥルーマン・ショー かんりにんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0新しい東京ベイ東急ホテル周辺の整った街並みを見てたら、トゥルーマン...

2018年8月5日
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新しい東京ベイ東急ホテル周辺の整った街並みを見てたら、トゥルーマン・ショーを思い出して、アマゾンプライムで再視聴した。"Good morning, and in case I don't see you, good afternoon, good evening, and good night!"の挨拶ではじまる24時間TV作品は、20年前ながら古びてないどころか、最近のプライバシ議論を先取りしてるまである。ジムキャリー全盛期で一見コメディ風なのに、シリアスすぎる中身とのギャップは今見ても新鮮。純真なトゥルーマン目線で話が進むから、小道具のほころびから、徐々に怖さが増してくる演出がうますぎる。逃走してからの集団追跡劇は、ブラックコメディを超えて心理ホラーに近いけど、ラストはカタルシス十分。長すぎない100分間でまとまって、あらためてなかなかの名作だと再認識。映画ファンなら見とかないと、ちー。

かんりにん