劇場公開日 1976年9月18日

「訳わからん・・・」タクシードライバー プライアさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0訳わからん・・・

2024年1月25日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
プライア
プライアさんのコメント
2024年3月15日

なるほどPTSDで普通の感覚ではないってことですね。
自分がそれになったことがないから、
思うように生きられないのが今一つ分からない・・。

不安定になったり、思った通り行動できなかったり、
は経験があるので、それの度が強い版なんでしょうね。
何となく分かる程度なので、今一つ共感はできませんが。

デニーロの演技は本当に素晴らしいと思います。

プライア
lainさんのコメント
2024年3月15日

デニーロは、ベトナム戦争の後遺症で不眠症とPTSDを患っています。
まずそこを理解する事が出発点ですね…。

デニーロが、政治家を暗殺しようとした理由は、別の映画でランボー2のラストの有名なセリフが分かりやすいです。

日本では、タクシードライバーのデニーロを「中二病のようだ」と例えてますが、半分あたってて半分間違いかな…。

貴方意見の中で最も象徴的なのは

>おれも基本的にはそのタイプの人間ではあるが、
>だからこそ自分を満たすことに時間と労力を割いてる。
>デニーロの自分を満たす行動は、方向性が誤ってると思う。

で、私も同じ意見ではありますが、

”世の中にはそれが出来ない人も沢山いる事”

をまず理解した方がいいと思います。

客観的に見ると問題を抱えてない「普通に見える人」は世の中に沢山いますが、でも、そういう普通に生きられない人をデニーロが迫真の演技で演じていて、わたしはこの映画が物凄く好きで忘れた頃に繰り返し視聴して、デニーロこと、トラビスに共感しています。

時代や、政治、戦争、ニューヨークの闇、生き辛さ、精神障害など、複雑な要因が重なり合ってこの映画・ドラマは成り立っています。

私の解釈としては、デニーロ(トラビス)は、特別な人になりたかったわけではなく、恐らく普通に恋愛をして普通の家庭を築くという普通の生活をしたかったのだと思います。

でも、彼の生まれた時代や性格が、それを許してくれず、人生に翻弄されもがき苦しみながらも懸命に生きてるからこそ、感動があります。

ラストで、ヒロインの女性をタクシーに乗せてバックミラーで彼女を見て微笑みながらも、視線を落とすデニーロの演技に、私は見る度に涙が出そうになります。

人並外れた、デニーロの演技への熱意は本当に素晴らしいです。

lain