スウィッチブレイド・シスターズ

劇場公開日:

解説

タフな少女ストリート・ギャングたちの姿を描いたバイオレンス・アクション。革ジャン、ミニ・スカ、ホット・パンツにロングブーツの70年代ファッションとB級ポップ・センスが人気を呼んで90年代にカルト・ムービー化し、クエンティン・タランティーノの主宰する「ローリング・サンダー」レーベルの第1弾として全米でリバイバルされた。監督は「Coffy/コフィ」のジャック・ヒル。出演はロビー・リー、ジョアン・ネイルほか。

1976年製作/90分/アメリカ
原題:Switchblade Sisters
配給:パルコ
劇場公開日:1997年9月26日

ストーリー

レイス(ロビー・リー)はハイスクールの女番長。彼女の恋人ドミニク(アッシャー・ブラウナー)は、ドラッグから売春までやりたい放題の不良グループ「シルバー・ダガーズ」のリーダーだ。ある日、レイスは転校生のマギー(ジョアン・ネイル)と出会い、互角にやり合う。そこへ、レイスたちがリンチした中年男の訴えで警察が乱入し、全員鑑別所に送られてしまう。しかし、サディスティックな女看守との取り引きに成功したレイスは無実のマギーを助け、愛するドミニクへの手紙を託す。しかし、マギーにひと目惚れしたドミニクは、彼女をレイプしてしまう。やがて出所したレイスはマギーと親友になるが、彼女たちの仲を嫉妬する副番長格のパッチ(モニカ・ゲイル)は、ドミニクとマギーの関係を吹き込み、レイスと共謀してマギーいじめを始める。それはシルバー・ダガーズのメンバーになるためには、対立するギャングのリーダー、クラブズ(チェイス・ニューハート)の大事なペンダントを盗んでこいというものだった。お色気作戦でまんまとペンダントを盗み出すことに成功したマギーは無事にシルバー・ダガーズへの加入を認められるが、この事件をきっかけにますます2つのグループの関係は悪化。ドミニクの弟グイードが襲われ、一方、レイスとドミニクの仲も冷えきってしまう。ドミニクの子を妊娠しながら冷たく捨てられたレイスは、全ての原因はマギーにあるというパッチの言葉のままに、クラブズへ情報をリークしてしまう。しかし、彼女の思惑とは裏腹に、クラブズはマギーではなく、ドミニクを殺してしまった。リーダーを失ったグループは解散。役に立たない男たちを追い出し、マギーを中心に女だけでグループを立て直す。皆の期待に応えるべく、マギーはグループ名を「ジザベルズ」と改め、団結してクラブズへの復讐を誓った。マギーは古い友人の黒人女性マフが率いるギャングに助っ人を頼む。そして、ドミニクが死んで以来顔を出さなかったレイスも参加して女たちは銃を持ち、装甲車に乗り込む。クラブズのアジトに向かった彼女たちは襲撃をかけ、大銃撃戦が始まる。戦いが終わった時、生き残った者はわずかしかいなかった。

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