自由を我等に(1931)
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自由を我等に(1931)

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解説

「巴里の屋根の下」「ル・ミリオン」に次いでルネ・クレールが原作脚色した映画で、スタッフは殆ど全部右二作と同じ顔ぶれであるが音楽は所詮「大人組」の一人ジョルジュ・オーリックが特に作曲した。出演俳優は「ル・ミリオン」のレイモン・コルディ、舞台から来たアンリ・マルシャンが二人の主役で、フィルム・オッソの専属女優ローラ・フランス及びジェルメーヌ・オーセエ、「ル・ミリオン」のポール・オリヴィエ、ジャック・シェリイなどである。

ストーリー

脱獄囚ルイとエミイルは官憲に発見され、ルイだけが成功する。利口なルイは世の中へ出てから忽ち出世して縁日のレコード売りから蓄音器店の主人、最後に大蓄音器工場の社長となる。一方、刑を終えて出獄したエミイルは途上、乙女に出会い、彼女に近づこうとして彼女の働いている工場までついて来る。その工場はルイの工場である。エミイルはそのまま工場で働くことになるが、どうもエミイルの呑気な性質は労働に適さない。いろんな失敗の揚句、首を切られる時になって社長の前に引っ張り出される。初めはエミイルが無心にでも来たのかと思ったルイも真意を知って喜んで彼を迎え、自宅の晩餐会に招待する。ルイは、エミイルのジャンヌへの恋心を聞いて尽力を約束する。しかし、その夜ルイのもとには昔の周囲の者が彼の正体を知って無心に来、エミイルはジャンヌに恋人のあるのを知って失望する。そこでルイは、無心に来た悪者どもを金庫室内に閉じ込めてしまう。翌日はルイの発明にかかる全て機械力で自動的に動く新しい工場の上棟式であるルイが式場に出席していると悪漢共の密告でルイの前身を知った警官がルイの捕縛のために乗り込んで来る。式場は忽ち大騒動となり、ルイとエミイルはその隙につけ込んで逃亡する。数日後、工場は機械力のおかげで人手を借りずに仕事を開始する。そこを遠く離れた畠道には二人の放浪者が唄いさざめきながら歩いて行く。富のイリュージョンを失ったルイ、恋のイリュージョンを失ったエミイルの二人である。しかし二人とも人間に与えられた膨大の富「自由」を取り戻したのに狂喜した。さんさんと降り注ぐ太陽の光、自由万歳!...

作品データ

原題 A Nous la Liberte
製作年 1931年
製作国 フランス

提供:株式会社キネマ旬報社

受賞歴

第1回 ベネチア国際映画祭(1932年)

ノミネート
娯楽作品賞 ルネ・クレール

第5回 アカデミー賞(1932年)

ノミネート
美術賞  

DVD・ブルーレイ

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