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解説

エディス・M・ハル原作の小説を「瞬間の瞬間」などと同じくモント・M・カッタージョンが脚色し、「エヴリー・ウーマン」「海の狼(1920)」などを監督したジョージ・メルフォードが監督したもので、主役は「黙示録の騎手」で有名なルドルフ・ヴァレンティノと、近頃売り出しのアグネス・エイアースとである。

ストーリー

美しく自尊心高き、英国婦人ダイアナ・メイオは自由を奪われる結婚を欲せず、友達の忠告を聞かずにサハラの砂漠を旅行しようと決心した。砂漠の中のパリと呼ばれているビスクラにおいて、彼女は奴隷に姿を変えて賭博場に入ったが、ここで宴を張っていたアーメッド・ベン・ハッサンというアラビア人の酋長は彼女の美しい姿を認めた。「アラビア人が欲しいと思う女に会ったら、彼は必ずその女を手に入れるものだ」――というアラビアの故語の通り、アーメッドは彼女を手に入れようと決心し、翌日案内役を買収して彼女を捕らえ砂漠中の己が幕営へ連れて来た。アーメッドは彼女をしてその高慢の態度を破り、己が命令に従わせようと奴隷のように扱った。ダイアナはこれに屈服せず1日隙をうかがって逃れたが、砂漠の盗賊オメアーに捕らえられる。酋長アーメッドはこの急場に来り彼女を救い帰ってビスクラへ送り返そうとした。酋長の友人で小説家のラウールとダイアナとが砂漠を馬上で歩んだ時、オメアーは部下とともに襲いかかってラウールを傷つけ、ダイアナを奪い去る。これを聞いたアーメッドは部下をひきいて彼女の救援に馳せ向かい、砂漠中に賊の頭目と酋長とは凄まじい大戦闘を演じ、遂にオメアーは殺され、アーメッドは重傷を負う。今はアーメッドの侠気に心和らぎ、彼の元を去り難く思うダイアナは、心を込めて彼を看護する。傷癒えて彼アーメッドは再び彼女を都へ返そうとするが、ラウールから、アーメッドがアメリカ人の子で、幼い時からアラビアの酋長に養われたのであることを聞いたダイアナは、アーメッドに傍へ置いてくれるよう願うのであった。彼とて彼女を愛していることとて、優しく彼女を掻き抱き、永久に離れぬ誓いを立て、数日の後には相携えて新婚の旅に、文明の国へと旅立ったのであった。...

作品データ

原題 The Sheik
製作年 1921年
製作国 アメリカ

提供:株式会社キネマ旬報社

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