クラレッタ・ペタッチの伝説

劇場公開日:

解説

ムッソリーニの愛人と呼ばれた実在の女性クラレッタ・ペタッチの悲劇の半生を一人のジャーナリストの目を通して描いたドラマ。製作はジャコモ・ペザーリ、監督の「白熱のマフィア戦争/皆殺しの抗争」のパスクァーレ・スキティエリが、自らの原案を基にアリーコ・ペタッコと共同で脚本を、撮影はユージェニオ・ベンティヴォリオ、音楽はジェラルド・シュルマンがそれぞれ担当。出演はクラウディア・カルディナーレ、カトリーヌ・スパークほか。

1984年製作/イタリア
原題:Claretta
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:1990年2月24日

ストーリー

若き女性ジャーナリスト、ロベルタ(カトリーヌ・スパーク)はムッソリーニについて調べるうち、その愛人クラレッタ・ペタッチ(クラウディア・カルディナーレ)に興味を抱き、彼女についてのドキュメント番組をつくることになる。クラレッタの妹ミリアムにインタビューし、当時の記録フィルムを発見した彼女はしだいにクラレッタの実像に迫ってゆく……。一通の手紙をきっかけにムッソリーニと知りあったクラレッタは35年、21才の時妻子ある彼と愛人関係となる。しかしその愛の生活も43年、ムッソリーニが対ソ戦の敗北をきっかけに失脚したことで終わりを迎える。ムッソリーニは逮捕され、クラレッタもまた同じ運命に。43年の休戦により一時釈放されたクラレッタはムッソリーニに再会し、その愛が変わらぬことを知る。だが45年イタリアを脱出しようとしてパルチザンに捕らえられたムッソリーニとそのもとに駆けつけたクラレッタは共に射殺され、死体は逆さ吊りにされる。彼女が31才の時のことであった。そして今その真実の愛がロベルタによって明らかになった。

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