王子と乞食

劇場公開日:

解説

乞食と瓜ふたつの顔の王子が乞食に化け、人生を知る名作小説の映画化。製作総指揮はイリヤ・サルキンド、製作はピエール・スペングラー、監督は「マンディンゴ」のリチャード・フライシャー、脚本はベルタ・ドミンゲス・D、ピエール・スペングラー、ジョージ・マクドナルド・フレーザー、原作はマーク・トウェイン(新潮社他刊)、撮影はジャック・カーディフ、音楽はモーリス・ジャールが各々担当。出演はオリヴァー・リード、ラクウェル・ウェルチ、マーク・レスター、アーネスト・ボーグナイン、ジョージ・C・スコット、レックス・ハリソン、デイヴィッド・ヘミングス、チャールトン・ヘストンなど。

1977年製作/イギリス
原題:The Prince & The Pauper
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1977年10月29日

ストーリー

時は1547年、所はロンドンのオッファル・コート。そこに貧しい少年トム(マーク・レスター)が住んでいた。父のジョン(アーネスト・ボーグナイン)はあばれ者で、生活のためトムに盗みを働かせている。ある日、市場で財布を盗んだところを見つかり、追いかけられていたトムは、いつしかウエストミンスター宮殿に迷いこんだ。しかも、こともあろうに、国王ヘンリー8世(チャールトン・ヘストン)やノーフォーク公(レックス・ハリソン)などの廷臣達の前に飛び出てしまったのだ。国王は激しく怒り、トムに処罰を命じたが、トムは逃げ、エドワード王子(M・レスター2役)の部屋に迷いこむ。王子はトムと同じ歳。2人はしばし顔を見合せた。顔つきも体つきも、まさに瓜ふたつの2人。ボロ服のトムを見て、宮殿内の仮装舞踏会にこの服を着ることを思いついた王子。早速、みんなの前にその姿で出ていった王子は、先程のトムとまちがえられ宮殿を追い出されてしまう。いくら自分が王子であるといっても誰も認めてくれない。ならず者に襲われた王子を救ったのは、マイリス(オリヴァー・リード)で親切な男だが、王子の正体を信用してくれず、父のジョンの所に連れていかれる王子。もはや王子とトムの立場は逆転してしまった。田舎の無法者ラフラー(ジョージ・C・スコット)や、マイリスの弟で悪党のヒュー(デイヴィッド・ヘミングス)、そしてマイリスの恋人エディス(ラクウェル・ウェルチ)等との出会いは、王子に人生の真の姿を教えてくれた。その頃、ヘンリー8世は死に、新しい国王の載冠式が行なわれようとしていた。トムが王になっては、大変。なんとか、危機一髪で式に間にあった王子は、王となるべき席につく。そして、今までの体験を生かし、立派な国王になろうとするエドワード王子だった--。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

3.5名作ジュブナイルの標準的な映画化。安心して観ていられる。キャストも錚々たる顔ぶれ。 実際のヘンリー八世の世継問題がもっとドロドロしたものと知ったのは遥か後年成人してから。

2023年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

①なんかこの頃はこういう中世もの時代劇には大概ラクウェル・ウェルチが出てたような印象があるな。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
もーさん
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る